イラン航空655便撃墜事件
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イラン航空655便撃墜事件(イランこうくう655びんげきついじけん)は、1988年7月3日にホルムズ海峡上で発生した旅客機撃墜事件。ホルムズ海峡に派遣されていたアメリカ海軍のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ヴィンセンス」が、バンダレ・アッバース発ドバイ行きのイラン航空655便(エアバスA300B2、機体記号EP-IBU、1982年製造)を、イラン空軍のF-14戦闘機と誤認して自艦のSM-2艦対空ミサイルで撃墜し、655便に搭乗していた290人(子供66人を含む)の乗員乗客全員が死亡した。ヴィンセンスは当時攻撃してきたイラン小型砲艦を追ってイラン領海を侵犯しており、撃墜時はイラン領海内4キロメートルにいた。事件後、アメリカ側は遺族に賠償金を支払った。
- ^ a b c d e f g h i j k 大熊康之「第4章 スプルーアンス提督のストレス状況下における意思決定」『戦略・ドクトリン統合防衛革命』かや書房、2011年、119-150頁。ISBN 978-4-906124-70-1。
- ^ a b c John Barry; Roger Charles (1997年7月12日). “Sea of Lies”. Newsweek 2021年7月4日閲覧。
- ^ Gambrell, Jon (2020年1月10日). “A crash’s grim echoes of Iran Air flight 655” (英語). Navy Times. 2020年3月20日閲覧。
- ^ Islamic Republic of Iran (1990年7月24日). “Memorial of the Islamic Republic of Iran”. International Court of Justice. p. 23
- ^ International Civil Aviation Organization (1989年7月). “Resolution and Report concerning the Destruction of Iran Air Airbus on July 3, 1988”. American Society of International Law. p. 918. doi:10.1017/s0020782900022361 PDF p.23
- 1 イラン航空655便撃墜事件とは
- 2 イラン航空655便撃墜事件の概要
- 3 関連項目
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