イモタケとは? わかりやすく解説

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イモタケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 01:34 UTC 版)

イモタケ
Imaia gigantea (S. Imai) Trappe & Kovács
分類
: 子嚢菌門 Ascomycota
: チャワンタケ綱 Pezizomycetes
: チャワンタケ目Pezizales
: アミガサタケ科Morchellaceae
: イモタケ属 Imaia
: イモタケ Imaia gigantea
学名
Imaia gigantea
和名
イモタケ

イモタケ(芋茸、Imaia gigantea (S. Imai) Trappe & Kovács)は、チャワンタケ目アミガサタケ科イモタケ属のきのこ(地下生菌)。かつてはトリュフとともに塊菌目Tuberalesに置かれていた。子嚢菌きのこであり、形や名前の似ているショウロやジャガイモタケ(これらは担子菌きのこ)とは全く違うグループに属する。鶏卵大から握り拳大、大きなものは人頭大の、不規則な凹凸と疣のある塊状のきのこ。

日本では一般的に食用菌とは認識されていないが、長野県の一部では醤油で煮付けにして食べていたという(山田、2006)。本菌は従来、ヨーロッパやアフリカに分布するTerfezia属に置かれていたが、2008年、分子系統解析及び形態学的再検討の結果、本来のTerfezia属ではないことが判明し、新たにImaia属が設立された(属名である「Imaia」は本菌の新種記載を行った、今井三子博士に対する献名である)(Kovács et al. 2008)。本属は1属1種より成り、日本及び北アメリカのみに分布するとされる。いわゆるトリュフとは科レベルで異なる別物で、香りや味、調理法も全く異なる。

関連項目

参考文献

山田明義「こんなきのこを食べた - イモタケ」『日本菌学会ニュースレター』2006-3(8月)号、8-9頁
Kovács GM, Trappe JM, Alsheikh AM, Bóka K, Elliott TF 「Imaia, a new truffle genus to accommodate Terfezia gigantea」 Mycologia (2008) 100:930-939.





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