アーソーポスの娘たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/21 19:26 UTC 版)
アーソーポスとメトーペーには12人とも20人ともいわれる娘がいたが、みなゼウスやポセイドーン、アポローンにさらわれて犯された。末娘のアイギーナまでが連れ去られたので、アーソーポスはアイギーナの行方を捜してコリントスまでやってきて、森の中でゼウスがアイギーナを抱擁しているのを発見した。このときゼウスは攻撃手段を持っていなかったので逃げ出し、岩に姿を変えてアーソーポスをやり過ごした。ゼウスはオリュンポスに戻るとアーソーポス目がけて雷霆を撃ちおろした。 また、アポロドーロスによれば、ゼウスは岩に変ずることなく、追いかけてくるアーソーポスに雷霆を打ち据えて河床まで無理矢理退散させた。この為に、アーソーポス河は今でものろのろ流れ、川底からは焼けた石炭の固まりが出てくるという。
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