アンリ・ブルイユ
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アンリ・ブルイユ(Henri Édouard Prosper Breuil / 1877年2月28日 - 1961年8月14日)は、フランスの考古学者[1]。マンシュ・モルタン生まれ。旧石器時代の文化研究のパイオニア的存在として知られる。特に、層位学的に後期旧石器時代の編年体系を確立したことなどは、特筆に値する[2]。ヨーロッパにおける、ラスコーなどの洞窟壁画についても研究したことは著名であり、洞窟壁画を多数調査してスケッチを描いた。パリの化石人類学研究所の教授のほか、コレージュ・ド・フランスの教授などを務めた[3]。1961年、セーヌエオアーズ・リラダンで没した[2]。 著書「アルタミラの洞窟」(’06年)、「フォン・ド・ゴームの洞窟」(’10年)、「洞窟美術の4万年」(’52年)。
出典
- ^ 唄邦弘「イメージの生成からアンフォルムな痕跡へ : バタイユのラスコー解釈の可能性」『美学芸術学論集』第11巻、神戸大学文学部芸術学研究室、2015年、21-33頁、doi:10.24546/81008811。
- ^ a b 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,百科事典マイペディア,世界大百科事典. “ブルイユとは”. コトバンク. 2020年11月16日閲覧。
- ^ 20世紀西洋人名事典. “アンリ・E.P. ブルイユとは”. コトバンク. 2020年11月16日閲覧。
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