アレクサンドル・グリシチュークとは? わかりやすく解説

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アレクサンドル・グリシチューク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/15 13:30 UTC 版)

アレクサンドル・グリシチューク(Alexander Igorevich Grischuk、1983年10月31日-)は、モスクワ出身のチェスグランドマスターである。キャリア最高のレーティングは、2009年1月の2733。

2000年の世界チェス選手権で準決勝に進出し、2004年の世界チェス選手権では準々決勝でRustam Kasimdzhanovに3-1で敗れた。

2005年のチェスワールドカップでベスト10に入賞し、2007年のCandidates Tournamentへの出場権を獲得した。Vladimir Malakhovに+2-0=3で勝利し、Sergei Rublevskyには+2-0=1でプレイオフの末に勝利してベスト8に残り、2007年の世界チェス選手権への出場を決めたが、この大会では8人中最下位であった。

グリシチュークはチェスの強豪であるとともに、スピードチェスの第一人者の一人としても知られ、かつてはInternet Chess Clubで最高レートも記録した。2006年にはイスラエルリション・レジオンで行われた世界スピードチェス選手権で10勝して優勝した。

グリシチュークはウクライナのウーマングランドマスターであるNatalia Zhukovaと結婚している[1]

著名な試合

2001年、グリシチュークは当時のトッププレイヤーであったEvgeny Bareevを、わずか70手で破っている。

1. e4 e6 2. d4 d5 3. e5 c5 4. c3 Nc6 5. Nf3 Nh6 6. Bd3 cxd4 7. Bxh6 gxh6 8. cxd4 Bd7 9. Nc3 Qb6 10. Bb5 Rg8 11. O-O Nxe5 12. Nxe5 Bxb5 13. Qh5 Rg7 14. Rfe1 Rd8 15. Nxb5 Qxb5 16. Nxf7 Rxf7 17. Rxe6+ 1-0

Grischuk vs Bareev, 2001

Position after 17. Rxe6+

この後は、例えば次のように続き、クイーンがロックされる。

  • 17...Be7 18. Rxe7+ Kxe7 19. Re1+ Kd6 20. Qxf7 Qd7 21. Qf6+ Kc7 22. Re7

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