アレクサンドル・グレゴリビッチ・フィシャー・フォン・ヴァルトハイムとは? わかりやすく解説

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アレクサンドル・グレゴリビッチ・フィシャー・フォン・ヴァルトハイム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 08:46 UTC 版)

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アレクサンドル・グレゴリビッチ・フィシャー・フォン・ヴァルトハイムロシア語: Александр Григорьевич Фишер фон Вальдгейм, ラテン文字転写: Alexander Grigorievich Fischer von Waldheim1803年5月7日 - 1884年7月25日)はドイツ生まれでロシアで働いた植物学者である。

略歴

マインツに生まれた。父親のゴットヘルフ・フィッシャー・フォン・ヴァルトハイムは1804年からモスクワで働いた博物学者で、父親とロシアに移った。父親から教育を受け、父親の同僚や学生の植物学者、ゴルトバッハ(Carl Ludwig Goldbach)やホフマン(Georg Franz Hoffmann)に植物学を学んだ。1830年にホフマンの娘と結婚する。23歳で学位を得て、1826年にモスクワの医学アカデミーの植物学と薬学の准教授となり、1830年に教授となった。1832年にモスクワ大学の動物学の教授となり、動物学博物館の館長となった。モスクワ大学の副学長なども務めた。

1825年から1835年まで、父親の設立したモスクワ自然史学会の事務長を務め、父親の没後、副会長職を継いで1872年に会長となった[1]

植物の組織を観察する植物解剖学の分野を研究し、そのための顕微鏡の改良に貢献した[2]。ロシアの聖アンナ勲章、ヴュルテンベルク王国からフリードリヒ勲章を受勲した。1865年にドイツの科学アカデミーレオポルディーナの会員に選ばれた[3]

息子のアレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・フィシャー・フォン・ヴァルトハイム( Alexandr Alexandrovich Fischer von Waldheim )はワルシャワ大学で植物学の教授となり、1897年から、サンクトペテルブルク植物園の園長を務めた。

著作

  • Notice sur l’accroissement du tronc des dicotylédones, Bull. de la société des natural. de Moscou, 1829
  • Notice sur les avantages des micromètres au foyer de l’oculaire dans les microscopes composés, etc., Bull. de la société des natural. de Moscou, 1838
  • Le microscope pancratique, Moscou, 1841

参考文献

脚注

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  1. ^ Elena Roussanova: Hermann Trautschold und die Ehrung Alexander von Humboldts in Russland. Internationale Zeitschrift für Humboldt-Studien XIV, 27 (2013): 36-54.
  2. ^ Le microscope pancratique, 1841
  3. ^ Mitgliedseintrag von Alexander Fischer von Waldheim bei der Deutschen Akademie der Naturforscher Leopoldina, abgerufen am 22. Mai 2016.



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