アルクメーネーの死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 15:44 UTC 版)
「アルクメーネー」の記事における「アルクメーネーの死」の解説
アルクメーネーの死については、死んだ時に石になったとも、アルゴスからテーバイに向かう途中メガラで死に、ヘーラクレイダイは遺体をテーバイとアルゴスのいずれに葬るかで対立したが、デルポイの神託によってメガラに葬ったともいわれる。 前者の話によるとヘーラクレイダイはエウリュステウスとの戦争後、テーバイに戻り、アルクメーネーも同地で世を去った。葬式の際、ヘーラクレイダイが骨壷を運ぼうとすると非常に重かったので、中を検めるとアルクメーネーの遺体ではなく大きな石が入っていた。これはゼウスがアルクメーネーをラダマンテュスの妻にするべく、ヘルメースを使わせて遺体を盗ませたためであり、ヘルメースは骨壷の中に石を入れ、遺体を幸福なる人々の島に運んだ。アントーニーヌス・リーベラーリスはこの話をレーロスのペレキューデースの伝とし、変身譚の1つに加えている。
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