アラバマ・クリムゾンタイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/13 13:42 UTC 版)
| アラバマ・クリムゾンタイド Alabama Crimson Tide |
|
|---|---|
| 大学 | アラバマ大学 |
| カンファレンス | SEC[注 1] |
| NCAA | ディビジョンI (FBS) |
| 所在地 | アラバマ州タスカルーサ |
| チーム数 | 21 |
| マスコット | Big Al |
| 愛称 | Crimson Tide |
| 応援歌 | Yea Alabama |
| チアチーム | Roll Tide Go Bama |
| 色 |
Crimson
White
|
| ウェブサイト | rolltide |
アラバマ・クリムゾンタイド(英: Alabama Crimson Tide)は、アメリカ合衆国のアラバマ大学のスポーツ競技チーム。NCAAディビジョンI所属。
競技チーム
| 男子スポーツ | 女子スポーツ |
|---|---|
| 野球 | バスケットボール |
| バスケットボール | クロスカントリー |
| クロスカントリー | ゴルフ |
| フットボール | 体操 |
| ゴルフ | ローイング |
| 水泳・飛込 | サッカー |
| テニス | ソフトボール |
| 陸上† | 水泳・飛込 |
| サッカー | テニス |
| 陸上† | |
| バレーボール | |
| †屋外競技チームと室内競技チームがある。 | |
フットボール
- カレッジ・フットボールでは強豪として知られており、ポール・ベア・ブライアントヘッドコーチ(監督に相当)の下における6回を含む、史上最多の計17回にわたり全米チャンピオンとなっている。トム・ハンクスが演じて大ヒットとなった米国映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」はアラバマ大学フットボール部がモデルとなっている。ブライアントヘッドコーチの通算323勝は長い間全米記録であった(現在は、歴代8位)。
- 2009-2010シーズンはルイジアナ州立大学やヴァージニア工科大学などの強豪校を破り、全勝でSECカンファレンスチャンピオンシップに臨んだ。対戦相手のフロリダ大学もレギュラーシーズンを全勝で終えており、またハイズマントロフィー受賞のQBティム・ティーボウがチームを率いていた事もあり、好ゲームが期待された。しかしアラバマ大学は32-13で圧倒し、10年ぶりにSECチャンピオンに輝いた。
- 2009-2010シーズンのBCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームではビッグ12カンファレンスチャンピオンのテキサス大学と対戦。QBコルト・マッコイが早々に肩の負傷で試合から離脱した事もあり有利に試合を運び、37-21で勝利し全米チャンピオンに輝いた。14勝無敗で全米制覇をし、シリーズを終えたチームはオハイオ州立大学についで二番目である。
- 前ヘッドコーチのニック・セイバンは、2003年にルイジアナ州立大学でも全米チャンピオンに輝いており、初めて二つの大学で全米タイトルを獲得した。
- 2011-2012シーズンは、BCSランキング2位で2012年1月9日にニューオーリンズのメルセデスベンツ・スーパードームで行われたBCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームに出場、レギュラーシーズンで敗れているAPランキング、USATODAYランキング1位で同じSECのカンファレンスチャンピオンであるルイジアナ州立大学を21-0で破り、シーズンを12勝1敗で終え、通算14回目の全米チャンピオンになった。
- 2012-2013シーズンは、BCSランキング2位で2013年1月7日に行われたBCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームに出場、ノートルダム大学を42-14で破り、2季連続通算14回目の全米チャンピオンになった。
- 2015-2016シーズンは、BCSランキング2位で2016年1月11日に行われたカレッジフットボール・プレーオフに出場、決勝でクレムゾン大学を45-40で破り、3季ぶり通算15回目の全米チャンピオンになった。
- 2017-2018年シーズンは、CFPランキング4位の12勝1敗で、準決勝のシュガーボウルでは1位のクレムゾンを下しナショナルチャンピオンシップでは同じ1敗(13勝)同士でSEC所属のジョージア大学をOTのタッチダウンで26-23で破り16回目のナショナルチャンピオン(全米チャンピオン)になった。
- 2020-2021シーズンは、CFPランキング1位でカレッジフットボール・プレーオフに出場、決勝でオハイオ州立大学を52-24で破り、3季ぶり通算17回目の全米チャンピオンになった。
- AP Poll, Coaches Poll設置前を含めると、通算23回目の全米王者になる。
The Iron Bowl
男子バスケットボール
- SECチームの中にあって多くのSECトーナメントを獲得・NBA選手や海外プロ選手を輩出したチームである。
- 1912-13シーズンの初年度から低迷が続いていたものの、1980年代にウィンプ・サンダーソンHCの下タイトル争いに加わるようになり、かつてのOBで選手当時ポイントガードだったマーク・ゴトフリードによって2004年のチーム初のエリート8進出を含め6年連続のNCAAトーナメント進出を果たした。
- 2009年に11年指揮してきたゴトフリードが辞任し、アンソニー・グラントが新HCとして就任。守備で全米トップ10を果たしたものの17勝15敗で終了したが、トーナメント出場はならず厳しい初年度となる。2年目の2010-11シーズンはホーム戦負けなしだったこともありカンファレンス12勝4敗・全体25勝12敗でSEC西地区チャンピオンに輝くと、NCAAトーナメント不出場チームから選出されるNITに出場・準優勝を飾る。2012年は全体21勝12敗でNCAAトーナメント出場も果たす。
- 2015年にはマーベリックス・ネッツのHC経験もあるエイブリー・ジョンソンがHCに就任するも成績が伸びず解任。2025年現在はが2019年からHCを務めており、2023年には大学史上初となるNCAAトーナメントの第1シードを獲得した(この年はスイート16でサンディエゴ州立大に敗れている)。
脚注
注釈
出典
関連項目
- アラバマ大学
- アラバマ・クリムゾンタイド (アメリカンフットボール)
- アラバマ・クリムゾンタイド (バスケットボール)
- アラバマ・クリムゾンタイド (女子バスケットボール)
- アラバマ・クリムゾンタイド (野球)
- アラバマ・クリムゾンタイド (ソフトボール)
- 全米大学体育協会(NCAA)
- クリムゾン・タイド - アラバマを舞台とした映画。出航前にチームの応援に使われる「go bama!」が唱和される。
外部リンク
- アラバマ・クリムゾンタイドのページへのリンク