アイスト型エアクッション揚陸艇とは? わかりやすく解説

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アイスト型エアクッション揚陸艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/21 05:06 UTC 版)

アイスト型エアクッション揚陸艇
アイスト級LCACから上陸するPT-76戦車
基本情報
艦種 揚陸艦
船種 エア・クッション型揚陸艇 (ホバークラフト)
建造所 アルマース造船会社
運用者  ソビエト連邦海軍
 ロシア海軍
建造期間 1975年 – 1985年
就役期間 1975年 – 就役中
建造数 20
前級 グス型エアクッション揚陸艇
次級 ポモルニク型エアクッション揚陸艦
要目
排水量 298 トン (満載303トン)
全長 47.3 m
最大幅 17.8 m
推進器 DT-4 クズネツォフ NK-12MV ガスタービンエンジン2基により4つのプロペラを駆動
出力 2 × 9,600 hp
速力 70 kt (130 km/h)
搭載能力 80 トン
兵装 2連装 AK-230 30mm 機関砲 2基
4連装 9K32 地対空ミサイルランチャー 2基 (一部のみ搭載)
PK-26 チャフ 2基 (2隻のみ搭載)
レーダー キバーチ I バンド 地表捜索レーダー
ドラムチルト H/I バンド 火器管制レーダー
敵味方識別装置
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アイスト型エアクッション揚陸艇(Aist-class LCAC)はソビエト連邦/ロシア海軍で運用された最初の大型エア・クッション型揚陸艇である。 1964年から1965年にかけてアルマース造船会社のアルマース設計局によって設計され、1970年から1985年までレニングラードにあるアルマースの工場で生産された。

概要

アイスト型エアクッション揚陸艇のプロトタイプは1970年に建造され、1975年にはレニングラードで生産が開始された。1990年代初頭には20~24隻が完成していたが、ソビエト連邦の崩壊後に退役が始まり、2004年時点で6隻しか残っていない。 高いクッション圧に悩まされており、特に低速では非常に重いクッションスプレーが発生する。

運用

3隻はバルト海に、残り3隻はカスピ海に拠点を置いている。2002年のカスピ海演習に1隻が参加した。エンジンが換装され、排水量は260トンから最大298トンとなったが、航続距離は半減した。バルチック艦隊で運用されているアイスト型には改良型の主エンジン吸気口が設置された。一部に2基の4連装 9K32 地対空ミサイルランチャーとチャフランチャーが搭載されているものがある。

バルチック艦隊の改良に加えて、いくつかのバリエーションが構築されており、それらはフィンの高さ、全長、上部構造、防衛装備において異なっている。事故を減らし、指揮官の海や浜辺での作戦能力を向上させるために、ソ連海軍によってアイストの戦闘任務シミュレーターが作られた。 1990年代に改良され、80トンの貨物を運べるようになった。

参考文献

関連項目




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