勇払油ガス田
【英】: yufutsu oil-gas field
北海道苫小牧市、JR 室蘭本線をまたいでその南北にひろがる油ガス田。 石油資源開発(株)により 1988 年に発見され、1996 年に生産が開始された。 地質区としては石狩盆地に属し、集油ガス形態は基盤岩(花崗岩)とその上位の礫岩の亀裂型トラップ、集油ガス面積は約 35km2。主油ガス層は基盤岩(花崗岩)とそれを覆う第三紀始新世石狩層群の礫岩で、それらのなかに生成した細かい亀裂(フラクチャー)に油ガスが集積している。主油ガス層の深さは 3,800 ~ 4,900m 。埋蔵量は公表されていない。 2002 年の生産量は、油 430kL / 日( 2,705 バレル / 日)、ガス 52.9 万m3 / 日(18.7 百万立方フィート / 日)、また同年末における累計生産量は油が 48.5 万kL(305 万バレル)、ガスが 5 億 5,000万m3(194 億立方フィート)と公表されている。 主文献『石油・天然ガス資源の未来を拓く』(2004) (齊藤 隆、2006 年 3 月) |

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