帆柱丸
- 淫薬の名なり。江戸両国の四ツ目屋にて販売せり。「長命丸」の項にも記せしが如く、往年『女子高等国語読本』に引用されて物議の種と成りたる石川雅望の著『都の手ぶり』の記事中に「帆柱とは何やらん、風の薬をいへるなぞなぞにや」とトボケあるは此帆柱丸の事なり。
- 帆柱丸。淫薬の一。江戸両国四つ目屋にて販売せり。「都の手ぶり」に「帆柱とは何ならん、もしくは風の薬のなぞなぞにや」とあり。
- 江戸時代両国四ツ目屋と称する薬種屋に於て公売され居りし秘薬の名。天明丁未の作なる『通詩選諺解』に危檣丸(ホバシラ)は至つて近世のもの也といへり。石川雅望の『都の手ぶり』に「帆柱とは何ならんもしくは風の薬をいへるなぞなぞにや」とあり。
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