ぶきみのたに

実用日本語表現辞典

不気味の谷

読み方：ぶきみのたに

人を模して作られた人工物が、ある水準以上に人間に似てくると催されるという、言い知れない不気味さや嫌悪感。

（2011年2月22日更新）

デジタル大辞泉

ぶきみ‐の‐たに【不気味の谷】

読み方：ぶきみのたに

人型ロボットなどの様態があまりにも人間に近いときに、見る者に違和感や嫌悪感を抱かせるとされる現象。

[補説] ロボットの他、CG映像などについても用いられる。単純な機械に対しては抱かれない親近感が、人を模した単純なロボットなどに対しては高まるが、人に似すぎると違和感の方が勝るようになるというもの。さらに人と見分けがつかないほど似せることができれば、再び親近感が勝るという仮説に基づき、親近度のグラフにV字の谷が現れることからいう。