流れに棹さす
流(なが)れに棹(さお)さす
読み方:ながれにさおさす
流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行する。誤って、時流・大勢に逆らう意に用いることがある。
[補説] 文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「その発言は流れに棹さすものだ」を、「傾向に乗って、ある事柄の勢いを増すような行為をする」と「傾向に逆らって、ある事柄の勢いを失わせるような行為をする」の、どちらの意味だと思うかを尋ねたところ、次のような結果が出た。
平成14年度調査 | 平成18年度調査 | 平成24年度調査 | |
傾向に乗って、ある事柄の勢いを増すような行為をする (本来の意味とされる) | 12.4パーセント | 17.5パーセント | 23.4パーセント |
傾向に逆らって、ある事柄の勢いを失わせるような行為をする (本来の意味ではない) | 63.6パーセント | 62.2パーセント | 59.4パーセント |
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