殿村常久

美術人名辞典

殿村常久

読み方：とのむら　つねひさ

江戸後期の国学者・本草家。伊勢松坂生。殿村安守の義弟。姓は大神氏。通称は万蔵、号は厳軒。本居宣長の門で国学を修め、清水浜臣の門にも出入りした。著書に『宇津保物語年立』『千草の根さし』等がある。天保元年（1830）歿、52才。