その他のチューニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:52 UTC 版)
D-A-D-G-A-D レギュラーチューニングの6弦、2弦、1弦を一音ずつ下げたもの。その弦の音程から「ダドガド(ダドガッド)・チューニング」と呼ばれる。長調とも短調とも区別できない特殊なチューニングながら、幅広く応用が利くため、一部では多用され愛好されている。特にアイリッシュ音楽などの民族系の楽曲に用いられることが多い。レッド・ツェッペリンの「カシミール」は、このチューニングの代表的な楽曲である。 E-A-D-G-B-E ナッシュビル・チューニング。3弦から6弦がレギュラーチューニングより1オクターブ上にチューニングされている(12弦ギターの複弦のうち、高音側の弦のみを張った状態に相当する)。日本では石川鷹彦が22才の別れ(かぐや姫・風)のバッキングに使用してその名が知られるようになった。近年はナッシュビル・チューニング用の弦セットも販売されている。 その他、各コードに合わせたチューニングやそれらを組み合わせたバリエーションもあり、独自のチューニングを用いて演奏するミュージシャンも少なくない。スラックキーギターでは、ミュージシャンごとにチューニングが違うと言われるほどである。またスティール・ギターでは、長和音ではないAm、EmやC6などのオープン・チューニングも多い。
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