こくあん

デジタル大辞泉

こく‐あん【国安】

読み方：こくあん

国家の安泰。

「—の為(た)めに大切なる事なり」〈福沢・福翁百話〉

こく‐あん【黒^▽闇／黒暗】

読み方：こくあん

１ くらやみ。暗黒。また、仏教で、迷いの闇。

「三塗(さんづ)の—ひらくなり」〈三帖和讃〉

２ 「黒闇天」の略。

３ 「黒闇地獄」の略。

世界宗教用語大事典

こくあん 【黒闇】

仏教で智慧や功徳のないことをいう。灯明や父母師の物を盗み、説法者を誹ったりした者が落ちる地獄を黒闇地獄という。また、吉祥天の妹で、容貌醜く、人に災いを与える女神がいるが、黒闇天とか黒闇神と呼ぶ。