坑底試料
【英】: bottom-hole sample
坑井内に採取器を降下して油・ガス層状態にほぼ等しい温度・圧力条件下で採取する油・ガス層流体の試料のこと。この試料の分析を通じて貯留層内における流体性状を把握し油・ガス層の埋蔵量および生産挙動の評価に用いる。通常の油層の場合、上記の方法で流体試料を採取するが、揮発性油層やガス・コンデンセート層の場合には、坑底においても油・ガス層状態と同じ状態での採取が難しいとか十分な量の試料を確保できないなどの理由から坑底試料採取によらず、セパレータで得られた油とガスを適正な比率で再混合(recombine)することによって代表的油・ガス層試料を得ることが多い。採取された坑底試料は、試験室に送られ、PVT 試験などの流体分析に供される。 |

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