え?あぁ、そう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 05:39 UTC 版)
「え?あぁ、そう。」 | ||||||||
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papiyon(蝶々P)の楽曲 | ||||||||
発祥 | ニコニコ動画 | |||||||
リリース | 2010年3月22日 | |||||||
規格 | デジタルコンテンツ | |||||||
ジャンル | VOCALOID | |||||||
時間 | 3分17秒 | |||||||
作詞者 | papiyon(蝶々P) | |||||||
作曲者 | papiyon(蝶々P) | |||||||
言語 | ![]() |
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「え?あぁ、そう。」は、音声合成ソフト・初音ミク歌唱のVOCALOID楽曲。2010年3月22日、日本のボカロP・Papiyon(蝶々P)によって発表された。同氏の代表曲としても知られる[1]。
概要
2010年3月22日、papiyon名義でニコニコ動画に投稿された。曲自体はキャッチーである一方で、曲調や歌詞が描き出している「セクシーで少しアブナイ世界観」などが話題になり、投稿直後から再生回数が伸びたとされている[2]。また、ニコニコ動画上では「歌ってみた」動画での人気曲となっており[2]、天月[3]、+α/あるふぁきゅん。[4]や、歌ってみたカテゴリで過去最高の1位を記録したみーちゃん・しゃむおんなどの歌い手が歌っている[5]。歌手のluzのライブではお馴染みの曲として定着している[6]。この曲は蝶々Pの人気に火をつけた楽曲とされ、ダブルミリオン達成曲ともなっている[7]。
10周年を記念した10th Anniversary Editionが、2020年3月22日にニコニコ動画上で、翌日の3月23日にYouTube上で投稿された。メモリアルブック『初音ミク 10th Anniversary Book』では、他の殿堂入り曲とともに「思い出のミク曲39選」として紹介されている[8]。
収録
シングル
- 『え?あぁ、そう。』(2010年11月3日、ヤマイ(KANAN)・蛇足×蓮・エルシ)[2]
アルバム
- VOCALOID公認アルバム『VOCALOID LABORATORY』(2011年7月27日、霧島若歌の歌唱)[9]
- みちゃおん『MEET YOUR ONLY WORLD』(2013年7月3日)[10]
- Geroのファーストアルバム『one』(2013年7月24日、「初回限定盤B 特典CD」内)[11]
- コンピ『ACTORS - Deluxe Duet Edition -』(2015年3月4日、士狼×竜之介(CV: 小野賢章、柿原徹也)の歌唱)[12]
- 『MAYU LOVES -First-』(2015年5月13日)[13]
- luzのセカンドアルバム『Labyrinth』(2015年10月7日、編曲: 岸利至)[14]
- KANAKOのアルバム『heart breathe』(2016年7月20日、CDの1曲目とDVDの1曲目に使用)[15]
- 宮下遊『紡ぎの樹』(2016年8月3日)[16]
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalohistory feat.初音ミク』(2017年3月15日)[17]
DVD
- V.A.のライブ『Koharu Sakurai Presents EXIT TUNES ACADEMY-11th ANNIVERSARY SPECIAL- @20130407さいたまスーパーアリーナ』(2013年12月18日、蝶々P feat.みーちゃん・しゃむおんの形で収録)[18]
書籍
- メモリアルブック『初音ミク 10th Anniversary Book』(2017年8月31日)[8]
ゲーム
- 『初音ミク -Project DIVA- f』[19][20]
- 『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』[21]
- 『グルーヴコースター2 ヘヴンリーフェスティバル』[22]
- 『初音ミク Project DIVA Future Tone』[23]
ライブ・イベント
- イベント「ニコニコ大会議2010-11全国ツアー ~ありがとう100万人~」(2010年12月15日、みーちゃんの歌唱)[24]
- イベント「初音ミク ライブ パーティー 2011 -39's LIVE IN TOKYO」(2011年3月9日)[25]
- イベント「歌会360°LIVE」(2011年7月30日、蛇足の歌唱)[26]
- 初音ミク ライブパーティー 2011「ミクパ」(2011年8月16日、札幌公演)[27]
- イベント「ミクの日大感謝祭」(2012年3月8日、「初音ミクライブパーティー2012 ひる」内)[28]
- イベント「ニコニコ超会議」(2012年4月28日、蛇足・【蓮】・王族BANDの歌唱と、仮面ライアー217・れいちぇるのバックダンス)[29]
- イベント「LIVE PLUS+EXTRA ~EXIT TUNES ACADEMY 2014 in 調布~」(2014年11月16日、灯油・蝶々Pの歌唱)[30]
- りょーくんの卒業公演「LAST LIVE TOUR 2015 -Re:set-」(2015年4月12日)[31]
- ライブイベント「EXIT TUNES ACADEMY 日本武道館 2015」(2015年8月20日、灯油・蝶々Pの歌唱)[32]
- ライブ「luz 1st TOUR -GENESIS- MEMBERS ONLY」(2016年7月2日)[33]
- ライブ「Be All One」(2017年1月25日)[7]
- まふまふ主催のライブ「ひきこもりたちでもフェスがしたい!」(2017年5月7日、XYZのluzとun:cの歌唱)[34]
- luzのツアー最終公演「luz 2nd TOUR -Reflexion-」(2017年7月23日、Labyrinth ver.での歌唱)[35]
- luzの最終公演「luz 4th TOUR -FANATIC-」(2019年8月1日、Labyrinth ver.での歌唱)[36]
評価
- 2010年11月2日付のオリコンデイリーランキングで25位を獲得し、チャートインした[2]。
- 2011年の「JOYSOUND×UGA 2011年 年間ランキング」では、VOCALOID系ランキングの4位にランクインしている[37]。
- 2015年にDAMが実施した調査「いまどきのボカロカラオケリクエストランキング」では、48位にランクインしている[38]。
脚注
- ^ “GUMI、IA、MAYUをフィーチャー、ボカロコンピ『EXIT TUNES』”. BARKS. 2022年6月4日閲覧。
- ^ a b c d “ニコ動発の「え?あぁ、そう。」が、オリコンデイリー25位を獲得”. BARKS. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “天月(あまつき)の魅力に迫る【歌い手を知ろう!・連載第3回】 | アニメイトタイムズ”. 天月(あまつき)の魅力に迫る【歌い手を知ろう!・連載第3回】 | アニメイトタイムズ. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “【インタビュー】+α/あるふぁきゅん。、人生の分岐点を語る”. BARKS. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “ROOT FIVEの魅力はWeb出身のノリにある? リアルでも活躍するメンバー個性に迫る”. Real Sound|リアルサウンド. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “luz「人生で、一番幸せな夜をありがとう」 23年間生きてきた証と24年目のはじまり――Zepp DiverCity公演をレポート | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2022年6月4日閲覧。
- ^ a b “LIVE PRESS 公式ブログ”. LIVE PRESS 公式ブログ. 2022年6月4日閲覧。
- ^ a b “初音ミク10周年記念本発売。ボカロPによるミク曲39選解説や特別書き下ろし曲入りCD付き-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/166420”. rockinon.com. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “VOCALOID公認! ボカロ神曲と歌い手のケミストリー『VOCALOID LABORATORY』が発売 - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “人気歌い手2人組みちゃおん、幻想的な世界へ誘うアルバム”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ M-DG (2013年7月23日). “one | Gero Official Website”. Gero Official Website | アーティストGero公式Webサイト. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “コンピ盤「ACTORS」に賢章×柿原デュエット”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. ““和ゴス”のMAYUがジャケ! 新作ボカロ曲集に164、みきとPら”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “luz、新作「Labyrinth」にまふまふ、みきとPら書き下ろしも”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “heart breathe 初回限定盤 CD+DVD - KANAKO - UNIVERSAL MUSIC JAPAN”. KANAKO. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “紡ぎの樹”. 紡ぎの樹. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “新旧の初音ミク曲を総ざらい、58曲の試聴動画”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “たまアリEXIT TUNES祭の熱狂ライブをDVD&BDでリリース”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “『初音ミク -Project DIVA- f』進化したDIVAルームでミクたちとコミュニケーション!”. インサイド. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “「初音ミク -Project DIVA- f」パワーアップした「DIVAルーム」の内容や,収録曲3曲と3種類のモジュールを紹介”. 4Gamer.net. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』楽曲・コスチュームが追加されるDLC第2弾、第3弾が配信開始。専用コントローラーが当たるTwitterキャンペーンも開催中 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “『グルーヴコースター 2 ヘヴンリーフェスティバル』1月22日に稼動開始! “M.S.S Projectアバター日替わりプレゼントキャンペーン”などが同時開催”. ファミ通.com. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “PS4「初音ミク Project DIVA FT」、高難度譜面が追加される無料のアップデートを実施! - アキバ総研”. akiba-souken.com. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “<ニコニコ大会議2010-11全国ツアー>高崎公演からスタート”. BARKS. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “初音ミク1年振りのソロコンサート。「初音ミク ライブ パーティー 2011 -39's LIVE IN TOKYO」の模様をレポート”. 4Gamer.net. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “ニコ動の人気歌い手たちが集結した<歌会360°LIVE>”. BARKS. 2022年6月4日閲覧。
- ^ ASCII. “札幌ミクパ♪、進化した舞台セットと演出で大盛り上がり!”. 週刊アスキー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “天使降臨初日! 『ミクの日大感謝祭』”初音ミクライブパーティー2012 ひる(ミクパ♪)”レポート”. ファミ通.com. 2022年6月4日閲覧。
- ^ ASCII. “ニコニコ超パーティー1日目ほぼ完全レポ 五輪出場の藤原新選手も来た”. 週刊アスキー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “ぐるたみん、みきとPら熱演!大盛況のETA調布”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “歌い手・りょーくん、卒業公演で新たな一歩踏み出す”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “「ETA」初の日本武道館に8000人熱狂!歌い手やボカロPら総勢45組出演”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “luz、限定ライブでバンドメンバーと“急接近””. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “浦島坂田船、After the Rain、XYZらの競演に1万8000人が熱狂! まふまふ主催『ひきフェス』をレポート | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “【ライブレポート】luz、2ndツアーファイナルを「人生で一番幸せな日」に(写真23枚)”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “【ライブレポート】luz、愛する狂信者たちと1つになった真夏の熱い夜「1人でも欠けたら僕はここにいない」(写真11枚)”. 音楽ナタリー. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “2011年カラオケ年間ランキング、アニメ・ボカロ・東方などはこんな感じ”. GIGAZINE. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “8月31日は初音ミクの誕生日 いまどきのボカロカラオケリクエストランキング”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年6月4日閲覧。
外部リンク
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