うえだ七夕文学賞とは? わかりやすく解説

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うえだ七夕文学賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/31 21:45 UTC 版)

うえだ七夕文学賞(うえだたなばたぶんがくしょう)は、長野県にある、上田短期大学上田西高等学校が主催する公募の文学賞

2015年(平成27年)創設。短歌部門・俳句部門・自由詩部門がある。

概要

園児、小学生、中学生、高校生、大学生(短大、専門等)、一般の6部門を擁する。

新田潤久米正雄に加え、文学史上に名を残す夏目漱石林芙美子有島一郎川端康成池波正太郎など多くの作家達が、四季彩豊かな風景の中で秀逸な作品を生み出した長野県上田の地を記念して創設された[1]

  • 小学生、中学生の部<市長賞・教育長賞・秀逸賞・入選>
  • 園児、高校生、大学生、一般の部<優秀賞・優良賞・秀逸賞・入選>

小学生・中学生の部は市長賞が最高賞であり、それ以外の部は優秀賞が最高賞となることが特徴の一つである。

後援に上田市・上田市教育委員会・(一社)信州上田観光協会・上田商工会議所・信濃毎日新聞社しなの鉄道(株)・上田電鉄(株)。

選者

選者

  • 短歌部門:小宮山久子
  • 俳句部門:島田洋子(俳人。湯河原町出身)

名誉顧問

  • 短歌部門:神田重幸(東洋大学名誉教授。近代日本文学専攻)
  • 俳句部門:星野椿(「玉藻」名誉主宰。鎌倉虚子立子記念館代表)

受賞者リスト

短歌部門

最高賞のみ記載

回(年) 応募総数 部門 受賞者 受賞者所属 受賞作
第10回

(2024年)

6466点 小学生 服部丞太郎 上田市立

神科小学校

熱帯夜 思い出つくる 夏祭り 家族そろって 暑さを忘れ
中学生 吉岡葵 木津川市立

木津南中学校

七夕に 紫陽花柄の 浴衣着て 友と見るのは 天に咲く花
高校生 伊藤里紗 小諸商業高等学校 夏祭りあの子に逢いに 向かいゆく僕の背を押す 笹の葉の音
大学生 服部 彩香 信州大学 キャンパスの 風景でなく あなただと

知らせるように「おつかれ」を言う

一般 戸田静雄 語り部が 話す悲惨な 原爆忌 水を求めて 埋めつくす川
第11回

(2025年)

小学生 藤原玲太 上田市立

豊殿小学校

雨上がり見上げた空に 虹の橋 母と見つけた 幸せな時間
中学生 山本美愛 大阪市立

長吉六反中学校

風の吹く 春の朝陽は 眩しくて「いってきます」と ネクタイ締める
高校生 渡辺悠希 松商学園高等学校 真っすぐに 夏野を分ける 道の先に 私の知らない 雲の峰立つ
大学生 髙岡大祐 早稲田大学 もう僕を 呼ばないチャイムが 坂の下の 母校に鳴っている 境界線だ
一般 穂苅真泉 吾を包む 森を歩めば 全方位 いのちの匂ひ 木の根明きたる

俳句部門

脚注




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