いつぞやは
「いつぞやは」とは、過去のある時点や期間を多分に漠然と指し示す意味で副詞的に用いられる表現である。古語に由来する文語的な改まった言い方ではあるが、定形表現として現代の一般的な会話などでもしばしば用いられる。
「いつぞやは」は、多くの場合、会話の中で過去の出来事(過去に相手と関わった状況)に言及する場面で用いられる。たとえば「いつぞやはお世話になりました」「いつぞやはご迷惑をおかけしました」といった言い回しで、動詞に係る副詞として用いられる。
「いつぞやは」は、代名詞「いつ(何時)」+係助詞「ぞ」+係助詞「や」+係助詞「は」からなる連語表現である。「いつ(何時)」は「不定の時」を示す指示代名詞である。「いつぞ」でも「いつぞや」でも意味をなす。
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