石田波郷とは? わかりやすく解説

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石田波郷

石田波郷の俳句

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷
いつも来る綿虫のころ深大寺
うつむきて歩く心や蓼の花
くらがりの合歓を知りゐる端居かな
ことごとく枯れし涯なり船の中
さくらの芽のはげしさ仰ぎ蹌ける
しづけさにたたかふ蟹や蓼の花
たばしるや鵙叫喚す胸形変
とまり木に隠れ心や西行忌
はこべらや焦土のいろの雀ども
ひとつ咲く酒中花はわが恋椿
ほしいまま旅したまひき西行忌
ほととぎすすでに遺児めく二人子よ
ゆるぎなく妻は肥りぬ桃の下
わが死後へわが飲む梅酒遺したし
ニコライの鐘の愉しき落葉かな
バスを待ち大路の春をうたがはず
プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
一樹なき小学校に吾子を入れぬ
一茶忌や父を限りの小百姓
一高へ径の傾く芋嵐
七夕竹借命の文字隠れなし
人はみな旅せむ心鳥渡る
今生は病む生なりき烏頭
優曇華や昨日の如き熱の中
元日の日があたりをり土不踏
六月の女すわれる荒筵
冬日宙少女鼓隊に母となる日
冷奴隣に灯先んじて
初蝶やわが三十の袖袂
力なく降る雪なればなぐさまず
力竭して山越えし夢露か霜か
名月や門の欅も武蔵ぶり
君たちの恋句ばかりの夜の萩
吹きおこる秋風鶴をあゆましむ
唇甜めて英霊に礼す冬旱
坂の上たそがれ長き五月憂し
夕づく蛾柏大樹をめぐりけり
夜桜やうらわかき月本郷に
天地に妻が薪割る春の暮
女来と帯纒き出づる百日紅
寒むや吾がかなしき妻を子にかへす
寒卵薔薇色させる朝ありぬ
寒椿つひに一日のふところ手
寒菊や母のやうなる見舞妻
弥撒の庭蚯蚓が砂にまみれ這ふ
息安く仰臥してをりクリスマス
悉く芝区の英霊木枯れたり
悉く遠し一油蟬鳴きやめば
手花火を命継ぐ如燃やすなり
 




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