あまのいはと

隠語大辞典

あまのいはと

読み方：あまのいわと

1. 天の岩戸。女陰の隠語、単に「いはと」ともいふ。又年若き女の陰部を衆人に観せしむる猥褻見世物を天の岩戸といふ。「春色仮寝遊女物語」に「天の岩戸帳開くは二朱では安いもんだ」、「胡爪遣」に「天の岩戸から蛇遣ひ、むしやりむしやりの鬼娘の観物を一々見物したが」とあり。「天の岩戸へ注連をはる伊勢の留守」「女房も岩戸を明ける伊勢の留守」「床闇で開くは下女の岩戸なり」「岩戸の入口へ毛のやうに注連をはり」「伊勢の留守女房の岩戸明放し」「腰蓑の注連はる海女の岩戸口」。

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