『欽定アベスターグ』
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「フェリドゥーン」の記事における「『欽定アベスターグ』」の解説
サーサーン朝の頃、分量が減り口語化した言わば民衆版の『アヴェスター』(アベスターグ)に対し、パフラヴィー語で整理し再編集された書物が成立した。これは『欽定アベスターグ』とも呼ばれている。その第20巻『チフルダード』でのフレードーンは、悪竜アジ・ダハーグを倒し、500年の間王座に就いた。王座を退くにあたっては、長男のサルムにローマ、次男のトーズにトゥルケスターン、三男のエーリズにエーラーン・シャフルというふうに、国を分けて与えた。兄達は、最も豊かなエーラーン・シャフルが末弟に与えられたことから、エーリズを妬んで殺した。エーリズには娘がおり、彼女はフレードーンの元に逃れた。孫娘と祖父でありながら2人は関係を持ち、マヌシュチフルが生まれた。やがてマヌシュチフルは大伯父達を討ち、その後エーラーン・シャフルを500年余りの間支配した。
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