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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- す(アルファベット)
- す(タイ文字)
- す(数字)
- す(記号)
- 水仙やおもちゃの戦車うごき過ぎる
- 水仙や男をまたぎ水飲みに
- 水仙や眼は愛にして濡れるなり
- 水仙や古鏡の如く花をかかぐ
- 水仙を活けてしばらく正座する
- 水仙を境界として棲みにけり
- 水仙を際立たせいる日向かな
- 水仙を千切るこの世のうす濁り
- 水仙を手前に出まかせばかり
- 水仙をどさつと活けて銃砲店
- 水仙をまはり水底へ行く如し
- 水仙を明晰という夜明けかな
- 水仙をよくよく見たる机かな
- 吹操銀座晝荒涼と重量過ぎ
- 水草にもほつほつと穂や秋祭
- 水槽の海月の翳が顔にある
- 水草の水面に折れて春浅し
- 水葬の足袋眩しかろ秋の蜘蛛
- 水槽番に魚が口あけ 盛夏無為
- 水族館に鈍きは海蛇傷つくとも
- 翠黛の時雨いよいよはなやかに
- 誰だろうあのドアチャイム夏の霧
- 水笛のやうに鳴く鳥夏来る
- 水中花いずれの花に似ぬもよし
- 水中花これから死ぬとケータイする
- 水中花咲かせしまひし淋しさよ
- 水中花臓器切ったり繋いだり
- 水中花誰か死ぬかもしれぬ夜も
- 水中花年上女房は疲れます
- 水中花ナース詰所に昼夜なし
- 水中花眠り忘れてゐたりけり
- 水中花人はガラスの家に棲む
- 水中に石段ひたり鯊の潮
- 水中に芯とがる花少年来て
- 水中に滝深く落ち冬に入る
- 水中になほ水はじく水蜜桃
- 水中に逃げて蛙が蛇忘る
- 水中に爆発しをり雲の峰
- 水中に亡ぶ王国照紅葉
- 水中に棒立つはながきながき朝
- 水中の河馬が燃えます牡丹雪
- 水中の脚覚めてをる浮寝鴨
- 水中の桃ひかりをり楸邨忌
- 水中の美貌の蛇や毛根の国
- 水中の陽を囲みたる鴨の陣
- 水中歩行では竜宮に帰れない
- 水中を機械の走る五月かな
- 水鳥が水鳥ふやす牡蛎筏
- 水鳥に水鳥の来て夢違え
- 水鳥は翔つもの人は想ふもの
- 水鳥はすぐ語部のかたわらへ
- 水鳥は水打ちつくし水を出る
- 垂直に人の死の来る寒夕焼
- スイッチは背中の辺り原爆忌
- スイッチを切り換えるいま 山茶花の白
- 水使ひ虹樂します老園丁
- 水疲れもう噴水に戻れない
- すいつちよを仏の馬と誰ぞ言ふ
- すいつちよん畳一枚跳びにけり
- 水底にあるやうな街月高し
- 水底にうちこむのみの櫻草
- 水底に杞憂のありやほととぎす
- 水底に木の葉重なりしぐれけり
- 水底に死魚の骨揺れ牡蠣舟揺れ
- 水底に昼夜を分ち冬の鯉
- 水底に泥のかぶさる月の村
- 水底に水の色なるさくらかな
- 水底にゆらめく炎原爆忌
- 水底に夜を明かしたる浮いて来い
- 水底の石のかたちに温む水
- 水底の蝌蚪それぞれに国ざかい
- 水底の水まで故郷いわし雲
- 水底の砂の涼しく動くかな
- 水底の日暮見て来し鳰の首
- 水底は暗のさざなみ雪降れり
- 水底は木の葉のように鯔であり
- 水底を亀があるいて神の留守
- 水底を見て来し鳰の眞顔かな
- 水滴やあおあお木の家裂けつづく
- 水滴をギラリと見せる青蛙
- 誰と会い誰と別れた蛇苺
- 水といふ水澄むいまをもの狂ひ
- 水筒鳴らす山椒魚が居る
- 水筒のぬくみに手触れ枯野中
- 水と雲秋声をもて語り合ふ
- すいときて眉のなかりし雪女郎
- 水と木のあらそいゆれる雛の眸
- 水ナ上へ双子わかれの梅明り
- 水ナ底の石を酔わせて照紅葉
- 水ナ中にまくなぎ移るわが病
- 水にあるやさしさ恐さ秋澄みぬ
- 水に入るごとくに蚊帳をくぐりけり
- 水に浮く蛾が生きてゐて西日さす
- 水に映り茅花は白し死は徐々に
- 水に映る雲にかも似て鶴凍てぬ
- 水に映る花の克明死はそこに
- 水匂う夜明け共有林に入る
- 水に透く寒林キリストの胸よわし
- 水に棲み濡れてはをらず水馬
- 水に底あれば水澄む夏休
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