sakanaction (アルバム) 概要

sakanaction (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 14:18 UTC 版)

概要

前作から約1年半ぶりとなるアルバムで、セルフタイトルとなっている。

今作のテーマは「表裏一体」。大型タイアップ曲などの表の部分と、今サカナクションがやりたい裏の部分、両方が混ざりあった部分がそれぞれ収録されている[7]

メンバー5人が、ボーカル山口一郎の自宅に集まって作成した。山口曰く「仕事感覚じゃなくて、高校時代の放課後みたいにやりたかった」と述べており、この為に声を張って歌う事が出来なかった為、ファルセットを用いて歌った楽曲も多い[要出典]

通常盤・初回限定盤共にTSUTAYAで予約した場合、スペシャル・ステッカー及びイベント抽選応募ハガキが付属する[8]

オリコンチャートで、初登場1位を獲得。1位を獲得したのは、シングル・アルバム通じ、デビュー6年目にして初となった[9]

評価

受賞

『sakanaction』の受賞とノミネート
音楽賞 結果 出典
2014 第6回CDショップ大賞 入賞 [10]

収録曲

sakanaction[3]
全作詞・作曲: 山口一郎[注釈 1]、全編曲: サカナクション[注釈 2]
#タイトル作詞作曲・編曲録音・ミックス時間
1.「intro」(バイノーラル音源使用)山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
2.「INORI」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
3.「ミュージック」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
4.「夜の踊り子」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
5.「なんてったって春」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
6.「アルデバラン」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
7.「M」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
8.「Aoi」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
9.「ボイル」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
10.「映画」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
11.「僕と花」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
12.「mellow」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
13.「ストラクチャー」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
14.「朝の歌」山口一郎[注釈 1]山口一郎[注釈 1]浦本雅史
合計時間:
sakanaction bonus track ※初回生産限定盤にのみ収録[1][2]
#タイトル作詞作曲・編曲リミックス時間
15.「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(Ks_Remix)」山口一郎山口一郎草刈愛美
合計時間:
  1. intro
    • バイノーラル音声が使用されたインスト曲。
  2. INORI
    • メンバー5人の合唱が特徴的なミニマル・テクノのインスト曲。今作のリード曲のひとつ[11]
    • AOKI takamasaとの合作。INORI EPでは別バージョンのINORI (Extend mix)が収録されている。
  3. ミュージック
    • 8枚目のシングル表題曲
    • フジテレビドラマdinner』主題歌
    • 今作に向けて山口の自宅で制作を始めた最初の曲である。
  4. 夜の踊り子
  5. なんてったって春
  6. アルデバラン
    • 制作時の仮タイトルは"瞬き"、"東京オーケストラ"、"オルケストラ"などがあった[12][13]
    • この曲についてボーカルの山口は「サカナクション的にはみんなのうたを意識した」と話した[14]
  7. M
    • メンバーの岡崎英美が中心となって作られた曲であり[14]、岡崎がMGMTの様な楽曲を目指したいと話したことをきっかけに仮のタイトルとして「M」という題名をつけデモの制作が行われた。
    • その後、完成締め切り間近となった時期にジャケット印刷を発売までに間に合わせるために楽曲が未完成の状態でありながらもタイトルを決定しなければならなくなり、結果仮タイトルがそのまま正式な曲名として採用された[15]
  8. Aoi
  9. ボイル
    • 曲名や歌詞に登場する「ライズ」や「ボイル」という言葉は釣り用語から来ている[16]
    • 制作時の仮タイトルは"神の子"[12][13]
  10. 映画
    • 8枚目のシングル「ミュージック」にカップリングとして収録された「映画 (コンテ 2012/11/16 17:24)」のアルバム版。コンテ版からフレーズに若干の変化がある。
  11. 僕と花
  12. mellow
    • 制作時の仮タイトルは"ミッドナイトコーヒー"[12][13]
  13. ストラクチャー
    • インスト曲。
    • INORI EPでは別バージョンのStructure (Extend mix)が収録されている。
  14. 朝の歌
    • 前作のアルバム収録曲である「エンドレス」同様、シングルになる予定があった[11]
  15. 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(Ks_Remix)
    • 5枚目のシングル表題曲の草刈によるリミックス音源。初回生産限定盤にのみ収録。

初回生産限定盤

  • DVD及びBlu-rayには、サカナクションの2012年の活動を記録した映像やデータをカレンダー形式で見られる「sakanacalender 2012」が収録。このコンテンツではライブ映像、夏フェス会場でのライブ写真、「僕と花」と「夜の踊り子」のPVメイキング、山口一郎の自宅の風景、レコーディングドキュメンタリーなどが収録。
  • Blu-rayにのみ、「僕と花」「夜の踊り子」「ミュージック」のミュージック・ビデオが収録されている。
sakanacalendar2012(LIVE)※DVD/Blu-ray共通
#タイトル作詞作曲・編曲監督時間
1.「DocumentaRy」(2/11 version21.1 forth)  Jun Iwasaki
2.「アルクアラウンド」(4/15 TOKYO FM&JFN present EARTHxHEART LIVE 2012)  Jun Iwasaki
3.「OPENING」(6/19 SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE)  Jun Iwasaki
4.「Klee」(6/19 SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE)  Jun Iwasaki
5.「セントレイ」(6/19 SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE)  Jun Iwasaki
6.「フクロウ」(6/19 SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE)  Jun Iwasaki
7.「ホーリーダンス」(6/19 SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE)  Jun Iwasaki
8.「インナーワールド」(6/19 SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE)  Jun Iwasaki
9.「サンプル」(6/19 SAKANAQUARIUM 2012 ZEPP ALIVE)  Jun Iwasaki
10.「アイデンティティ」(9/1 SWEET LOVE SHOWER 2012)  Jun Iwasaki
11.「ルーキー」(9/1 SWEET LOVE SHOWER 2012)  Jun Iwasaki
合計時間:
sakanacalendar2012(ドキュメント)※DVD/Blu-ray共通
#タイトル作詞作曲・編曲監督時間
1.「1/24 HighApps in Taiwan」  Jun Iwasaki
2.「5/2 「僕と花」MVメイキング」  Jun Iwasaki
3.「6/19 SAKANAQUARIUM 2012 “ZEPP ALIVE ALONE”リハーサル」  Jun Iwasaki
4.「8/2 「夜の踊り子」MVメイキング」  Jun Iwasaki
5.「10/10 自宅制作」  Jun Iwasaki
6.「10/13 自宅制作」  Jun Iwasaki
7.「10/15 自宅制作」  Jun Iwasaki
8.「10/17 自宅制作」  Jun Iwasaki
9.「11/2 自宅制作」  Jun Iwasaki
10.「11/4 「ミュージック」REC」  Jun Iwasaki
11.「11/5 「ミュージック」REC」  Jun Iwasaki
12.「11/6 「ミュージック」REC」  Jun Iwasaki
13.「12/8 「ミュージック」REC」  Jun Iwasaki
14.「12/9 「ミュージック」REC」  Jun Iwasaki
15.「12/27 LIVE リハーサル」  Jun Iwasaki
合計時間:
sakanacalendar2012(PHOTO)※DVD/Blu-ray共通
#タイトル作詞作曲・編曲撮影
1.「6/2 TAICOCLUB'12」(14枚)  TANAKA MAKOTO
2.「7/29 FUJI ROCK FESTIVAL'12」(24枚)  Masanori Naruse
MUSIC VIDEO※Blu-rayのみ
#タイトル作詞作曲・編曲監督時間
1.「僕と花」  山口保幸
2.「夜の踊り子」  田中裕介
3.「ミュージック」  関和亮
合計時間:

注釈

  1. ^ 2曲目「INORI」と13曲目「ストラクチャー」は作曲:サカナクション
  2. ^ 2曲目「INORI」と13曲目「ストラクチャー」はアレンジ:サカナクション & AOKI takamasa

出典

  1. ^ a b "sakanaction [CD+Blu-ray Disc]<初回生産限定盤>". タワーレコードオンライン. タワーレコード株式会社. 2020年5月29日閲覧
  2. ^ a b "sakanaction [CD+DVD]<初回生産限定盤>". タワーレコードオンライン. タワーレコード株式会社. 2020年5月29日閲覧
  3. ^ a b "sakanaction<通常盤>". タワーレコードオンライン. タワーレコード株式会社. 2020年5月29日閲覧
  4. ^ "sakanaction(CD+Blu-ray初回生産限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧
  5. ^ "sakanaction(CD+DVD初回生産限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧
  6. ^ "sakanaction(通常盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧
  7. ^ "ニューアルバム『sakanaction』完成!(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 25 February 2013. 2020年5月29日閲覧
  8. ^ "サカナクション、1年半ぶり待望のニュー・アルバム発売! TSUTAYAオリジナル・イベントも開催!". TSUTAYA. 株式会社蔦屋書店. 25 February 2013. 2020年5月29日閲覧
  9. ^ "【オリコン】サカナクション、デビュー6年目で初首位]". Oricon News. オリコン株式会社. 19 March 2013. 2020年5月29日閲覧
  10. ^ "THE RECORD 2014年3月号". 一般社団法人 日本レコード協会. 日本レコード協会. 17 March 2014. p. 2. 2022年3月6日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年3月6日閲覧
  11. ^ a b c "あなたがアルバム『sakanaction』のリード曲を選ぶとしたらどの曲にしますか?(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 25 March 2013. 2020年5月29日閲覧
  12. ^ a b c 鹿野淳 2013a, p. 30-31.
  13. ^ a b c "MUSICA3月号本日発売につき、サカナクション巻頭記事の裏ネタをどうぞ!". MUSICA. 株式会社FACT. 15 February 2013. 2020年5月29日閲覧
  14. ^ a b "ニューアルバム『sakanaction』収録曲の"表と裏"(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 4 April 2013. 2020年5月29日閲覧
  15. ^ "サカナクション山口一郎先生が登場!(生放送教室)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 18 March 2013. 2020年5月29日閲覧
  16. ^ "2018年、新学期の『音学の宿題』を発表!(サカナLOCKS!)". 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. エフエム東京. 12 April 2018. 2020年5月29日閲覧
  17. ^ "サカナクション、幕張メッセ2daysや大阪城ホールを含む全国ツアー開催". rocking'on.com. 株式会社ロッキング・オン. 14 December 2012. 2020年5月29日閲覧
  18. ^ "サカナクション、初の海外ワンマンライヴが決定". rocking'on.com. 株式会社ロッキング・オン. 20 March 2013. 2020年5月29日閲覧
  19. ^ "サカナクション、幕張メッセと大阪城ホールでのライヴにドルビーサラウンドシステムを導入". rocking'on.com. 株式会社ロッキング・オン. 30 March 2013. 2020年5月29日閲覧
  20. ^ "サカナクション、実験的&圧巻演出で魅了した幕張2DAYS". 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ. 22 May 2013. 2020年5月29日閲覧
  21. ^ 布施雄一郎 2013a.
  22. ^ "サカナクション SAKANAQUARIUM2013 sakanaction". WOWOW. 株式会社WOWOW. 2020年5月29日閲覧
  23. ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(Blu-ray初回限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧
  24. ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(Blu-ray通常盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧
  25. ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(DVD初回限定盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧
  26. ^ "SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction -LIVE at MAKUHARI MESSE 2013.5.19-(DVD通常盤)". Billboard Japan. 阪神コンテンツリンク. 2020年5月29日閲覧

CD・DVD・Blu-rayのチャートと売り上げ

  1. ^ 2013年03月25日付の週間アルバムランキング情報”. Oricon News. オリコン株式会社 (2013年3月25日). 2015年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月7日閲覧。
  2. ^ 2013年のCDアルバム年間ランキング”. Oricon News. オリコン株式会社 (2013年). 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月7日閲覧。
  3. ^ "THE RECORD 2015年5月号". 一般社団法人 日本レコード協会. 日本レコード協会. 10 May 2013. p. 14. 2021年1月15日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年3月7日閲覧





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