THE BLUE HEARTS
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解散とその後
解散
解散当時に発売された音楽誌『バンドやろうぜ』の編集局コラムによると、「河口が宗教(幸福の科学)に没頭し、スタッフやファンを勧誘したことに甲本と真島が怒ったために解散に至った」とされている。しかし、甲本がのちに音楽誌に語った内容では「バンドを続けるにはある程度の演奏技術が必要。それがあのメンバーでは出せないから解散した」となっている。他にも雑誌『VIEWS』のインタビューで、甲本は当初は解散ではなく、自分がバンドを抜けるつもりだったとのこと。その理由に言及していないが、「あの時、ヒロトが言い出さなければ自分が抜けていた」とのちに真島が語っている。凸凹ツアー中の宿泊先のホテルで、メンバーひとりひとりと話し合い、「ヒロトが抜けるなら解散」→「でもまたあとで再結成というのも恥ずかしいのでひとまず活動休止」ということとなった。
活動休止中に甲本は別バンド「ヒューストンズ」、真島はソロ、梶原はドラマーズなどで活動。結局は解散を最終決定するも、レコード会社との契約がまだ残っていたために、アルバムを一枚出す必要性に迫られた。ラストアルバム『PAN』がブルーハーツ名義にもかかわらず、中身がブルーハーツではない(ソロの楽曲の寄せ集め)のはそのため。そしてNHK-FMミュージックスクエアで「今後の予定は?」と聞かれて「解散です」と突然の解散発表。それから10年後の2005年あたりから、元メンバーが公の場に揃って姿を見せるなど、再び交流が活発化している。
このラジオ番組で行われた解散宣言の前に届いていたブルーハーツ集団(ファンクラブ)会報誌「BLUE-PARTS」には、号外として今回のラジオ出演の告知があり、「放送内で解散宣言をします」と明記されていた。1995年1月1日号には「ブルーハーツ集団、解散」の告知があった。甲本はこの時に「ずっと続いているものを一旦リセットしたいと思って」と話していた。
その後
1995年にブルーハーツを解散した後、甲本と真島は3人の新メンバーを加えTHE HIGH-LOWSを結成。晩年のブルーハーツでもその兆候はあったが、社会的メッセージというよりシュールな歌詞が多くなった。それでも躍動感あふれる曲を多く作り、固定ファンの期待に応えるだけでなく、新たなファンも獲得していった。こちらも10年後の2005年に活動休止したが、2006年に甲本と真島が再びコンビを組み、二人の新メンバーを加えザ・クロマニヨンズを結成し活動を再開した。
ブルーハーツ解散後にメンバーがブルーハーツ時代の曲を歌うことは原則ないが、甲本は一度、他人のライブの飛び入りで「僕の右手」を歌い、また『ヨルタモリ』出演時に「リンダリンダ」のセッションにブルースハープで参加しハミングをしたものの、歌唱はしなかった。真島はイベントで何度か「青空」を歌い、河口がSUMMER SONICで間寛平らと共に「リンダリンダ」を、梶原がThe 3peaceとして「リンダリンダ」を演奏した。
注釈
出典
- ^ a b c d e Eremenko, Alexey. The Blue Hearts|Biography & History - オールミュージック. 2020年4月19日閲覧。
- ^ 日本放送出版協会(2001年4月)ISBN 978-4-14-189046-1 発売日:2001年4月
- ^ CDJ PUSH 【特別対談】知られざる初期のブルーハーツ 加藤ひさし(ザ・コレクターズ)×片寄明人(GREAT3 / Chocolat&Akito)〜後編CDJournal.com 2010年3月4日
- ^ a b 「NEWS–BEATロック教養講座 第3回 THE BLUE HEARTは、棲み家とか一緒にバカでかくなってくぜ!」『月刊明星』1989年2月号、集英社、 182–183頁。
- ^ Talkin'Bout THE BLUE HEARTS ~アノ人が語る“私と..
- ^ セガサミーホールディングス・2009年3月期決算短信
- ^ “ファシズムへの誘惑”. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “「ブルーハーツの友」第二弾”. 2019年3月8日閲覧。[リンク切れ]
- ^ ブルーハーツ甲本ヒロト初の武道館秘話を弟の甲本雅裕が語る - YouTube
- ^ “サンプラザ中野くん あのレジェンドの“恩人”だった「大反響で。そこからデビューしたんです」”. スポーツニッポン (2022-1の1-13). 2022年11月14日閲覧。
固有名詞の分類
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