Mozilla
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:59 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動Mozillaプロジェクト
Mozilla Foundation
「Mozilla」はしばしば、ネットスケープが次世代のインターネットスイートを開発するために設立・作成されたフリーソフトウェアおよびオープンソースプロジェクトの名称に冠される。Mozilla Organizationは新しいスイートを作成することを目的として、1998年に設立された。その後、2003年7月15日に非営利団体になったファウンデーションに引き継がれ、現在はファウンデーションがMozilla Firefoxと呼ばれるウェブブラウザとMozilla Thunderbirdと呼ばれる電子メールクライアントなどの製品の開発および保守を行っている。2006年現在、「Mozilla」の商標はファウンデーションが所有している。
Mozilla Corporation
2005年8月3日にファウンデーションによって、FirefoxやThunderbirdをエンドユーザに提供するため設立された子会社。法人税の支払いも行う。また、マーケティングや製品の宣伝の監督目的としての役割も持つ。
Mozilla Application Suite
1998年、ネットスケープは、Netscape Communicatorのバージョン5の開発を中止し、そのソースコードをフリーソフトウェアおよびオープンソースライセンス[2]の下で公開した。このことは、後に「オープンソース運動」と呼ばれる一連の動きにつながっていくこととなる(オープンソースソフトウェアの歴史参照)。このアプリケーションの名称は「Mozilla」と名付けられた。Mozilla 1.0がリリースされたのは2002年の6月5日であった。
この製品は Netscapeスイート(バージョン6・7)とその基礎となるコードベース(Gecko)をベースとしているフリーのオープンソースソフトウェアというのはよく知られている。また、FirefoxやThunderbirdといったファウンデーションの主な製品にも含まれているように、たくさんのスタンドアロンソフトウェアの基礎にもなった。Firefoxなどのスタンドアロン製品とこのスイートを区別して、「Mozilla Suite」または「Mozilla Application Suite」と呼ばれている。
ファウンデーションは2006年にMozilla Suiteの開発を終了し、FirefoxとThunderbirdへと開発の主軸を変えている。同年以降はファウンデーションから独立したボランティアコミュニティが開発を引き継ぎ、SeaMonkeyとしてリリースされている。
Geckoを搭載したブラウザーの総称
Mozillaという言葉はHTMLレンダリングエンジンGeckoを搭載したブラウザーを指すことが多い。 たとえば、あるウェブサイトで「Mozillaのブラウザが使える」と書いてあるとき、それは Mozilla Suite、Mozilla Firefox、Camino、Netscape Navigator 9など、Geckoを搭載したブラウザで閲覧できることを意味する。
- ^ その後、SeaMonkey
- ^ the Netscape Public License
- ^ GNU comments on MPL(英語)
- ^ Mozilla Foundation MPL Relicensing FAQ(英語)
- ^ Jaime Zawinski.
- ^ the netscape dorm.(英語)
- ^ Dave Titus.
- ^ Directory of Mozilla.
固有名詞の分類
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