LEVEL 4 (globeのアルバム) 解説

LEVEL 4 (globeのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/21 17:41 UTC 版)

解説

2003年3月26日にシングル『get it on now feat. KEIKO』と同時発売。オリジナルアルバムでは初めてCCCDを導入した。globeにYOSHIKIが加入した後に初めて発表されたオリジナルアルバムである。但し、2002年11月27日にシングルとして発売していた『seize the light』以外にYOSHIKIが手掛けた楽曲は存在しない。なお、その後のglobeとYOSHIKIのコラボレーションに関してはglobe extremeの項を参照。

「まず音色を制作する現場の人達が、僕らの作った音色を楽しんで欲しい」というコンセプトで制作された。小室哲哉の作業が立て込んでいる時はYOSHIKIがボーカルディレクションを行った[1]

シンセサイザーはKORG KARMAAccess Virusシリーズ・Nord Lead3Elektron MachinedrummicroKORGRoland V-Synthをメインに使用された。「get it on now feat. KEIKO」「INSIDE feat. MARC」「blow」においては、Roland V-Synthに取り込んだKEIKOの声をバリフレーズ機能等で作り込んで鳴らした[2]

収録曲

全作曲・編曲:小室哲哉(5・7を除く)

  1. out of©control
    作詞:小室哲哉 Rap詞:MARC(本曲のみMARC'S PART Words表記)
    • 本作と同時発売である29thシングルのカップリング曲。
    • 表記はないがアルバムバージョン。
    • メロディが一瞬でひらめいた後、歌詞も書き始めて3~4時間で出来た[1]
  2. get it on now feat. KEIKO
    作詞:小室哲哉 Rap詞:MARC
    • 本作と同時発売である29thシングル。
    • アルバムの中で最後に出来た曲[1]
  3. weather report
    作詞:小室哲哉 Rap詞:MARC
    • テーマは「携帯機器で全てを済ませた気になっている様な、ライフスタイルの歪みを俯瞰で眺める主人公」[1]
    • メロディは「TM NETWORKに近いポップな感じ」と称している[1]
  4. THE BOX
    作詞:KEIKO&小室哲哉
    • テーマは「現代のライフスタイルの歪み」「進みすぎて、遅れすぎているバランスの悪さ」で、タイトルはそれによる閉塞感を表した[1]
  5. this is the last night
    作詞・作曲・編曲:MARC
  6. INSIDE feat. MARC
    • 一部のメロディで使われているKEIKOの声はサンプリングではなく、音声合成である[1]
    • 「アイウエオ」と言ってもらったものを取り込めば、仮歌が作れる機械を1999年からある楽器メーカーと共同で開発していた。その試作機を使って出来た曲[1]
  7. seize the light
    作詞:YOSHIKI&小室哲哉 作曲・編曲:YOSHIKI Additional Arrangement:小室哲哉 Rap詞:MARC
  8. blow
    • 「INSIDE feat. MARC」と同じノウハウで作った[1]
    • テーマは「最後の曲の前だから、少し肩の力が抜けるように」作ることを心掛けた[1]
  9. compass
    作詞:KEIKO Rap詞:MARC
    • 28thシングルのカップリング曲。
    • 表記はないがアルバムバージョン。

クレジット

  • All Synthesizer Performed : 小室哲哉&YOSHIKI
  • Produced : globe
  • Mixed : Dave Ford, 小室哲哉
  • Mastered : 前田康二
  • Engineered : 佐竹央行, 若公俊広, Troy Gonzalez, 杉山勇司, Dokk Knight
  • Synthesizer Programming : 岩佐俊秀
  • A&R Chief : ほしのしげのぶ
  • A&R : ごとうけんご, 佐々木淳
  • Supervised : 下川大介
  • Production supported : おおきけんと
  • Advisory produced : 千葉龍平, 新崎英美
  • General produced : 林真司, 大下勝朗, 土屋純一
  • Executive produced : 松浦勝人
  • Art Direction, Design : THROUGH.
  • Photographer : 舞山秀一

[3]


  1. ^ a b c d e f g h i j ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』2003年4月号「globe 新たなサウンドの波動」132P-133Pより。
  2. ^ リットーミュージック刊『キーボード・マガジン』2003年5月号より。
  3. ^ CDに封入している歌詞カードより。


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