ER緊急救命室
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評価
初期シーズンの90年代後半にはアメリカの木曜のプライムタイムにおいて、ほぼ毎週視聴率トップを独占し、NBCの黄金時代を築く一角となり、日本にもこの人気が上陸。日本放送協会(NHK)が深夜放送で高視聴率をマークしたり、各民放テレビ局でも海外の医療ドラマを放送したり救命病棟24時のようにERに触発されて制作されたドラマが多くなった。
だが、初期の主演俳優を失い、ノア・ワイリーが抜けた後のシーズン12以降は視聴率が大きく低下、2009年のシーズン15で終了となった。なお、2009年4月2日の最終話では視聴者数が1620万人となり、最終話の視聴者数としては最高潮を迎えることになり「ジェシカおばさんの事件簿」以来となった。
シーズン | 放映開始 | 放映終了 | 視聴率 ランキング |
視聴者数 (100万人) |
---|---|---|---|---|
1 | 1994年9月19日 | 1995年5月18日 | #[2] | 219.08[2] |
2 | 1995年9月21日 | 1996年5月16日 | #[3] | 121.10[3] |
3 | 1996年9月26日 | 1997年5月15日 | #[4] | 130.79[4] |
4 | 1997年9月25日 | 1998年5月14日 | #[5] | 230.2[5] |
5 | 1998年9月24日 | 1999年5月20日 | #[6] | 125.4[6] |
6 | 1999年9月30日 | 2000年5月18日 | #[7] | 424.95[7] |
7 | 2000年10月12日 | 2001年5月17日 | #[8] | 222.4[8] |
8 | 2001年9月27日 | 2002年5月16日 | #[9] | 322.1[9] |
9 | 2002年9月26日 | 2003年5月15日 | #[10] | 619.99[10] |
10 | 2003年9月25日 | 2004年5月13日 | #[11] | 819.04[11] |
11 | 2004年9月23日 | 2005年5月19日 | #16[12] | 15.17[12] |
12 | 2005年9月22日 | 2006年5月18日 | #30[13] | 12.06[13] |
13 | 2006年9月21日 | 2007年5月17日 | #40[14] | 11.56[14] |
14 | 2007年9月27日 | 2008年5月15日 | #54[15] | [15] | 9.20
15 | 2008年9月25日 | 2009年4月2日 | #37[16] | 10.30[16] |
米国では、初回シーズン放映時にERは各エピソードで1900万人の視聴者を獲得し、その年で2番目に視聴された番組となった(一位はとなりのサインフェルド)。次のシーズン2,3では北米で最も視聴された番組となった。5年ものの間、ERはとなりのサインフェルドと視聴率トップ争いを繰り広げていたが、1998年にとなりのサインフェルドは終了し、ERは再びトップを取得した。最終シーズン15においては、1億6400万人の視聴者を獲得している[17]。
最も高視聴率であったエピソードは、シーズン2第7話の「地獄からの救出 - Hell and High Water」の45%であり、4800万人が視聴していた。これは1985年のドラマ「ダラス」の46%に次ぐ値である[18]。
注釈
- ^ シーズン13からオープニングはタイトルクレジット一枚に短縮され、テーマ曲の演奏はなくなった。
- ^ ヘザー、ハーパー・トレイシー、父の上司のカレン・ハインズ、グレチェンなど。
- ^ その年はカーターに権利が与えられた。
- ^ シーズン8からは名前がジョン・ジャック・カーターに変更されている。
- ^ 元々はシーズン1第1話のみの出演予定だったが放送後の反響が大きく、レギュラーとなった。
- ^ ただし、ソフトボールでは右投げ。
- ^ ケイトはグリーンの亡くなった母ルースのミドルネームに因んでつけた。
- ^ その際に「23歳の時から彼だけを愛してきた」と語っている。
- ^ 後に「ロスに会いに行った次の日に双子を引き取りに来てそれっきりだった」と看護師達が語っている。
- ^ 不倫相手だったベントンはネガティブだった。
- ^ スタッフ・ドクターに昇進したグリーンの後任。
- ^ アイオワ大学病院(en:University of Iowa Hospitals and Clinics)へ栄転したマーティ・キャノンの後任。
- ^ シーズン8の21話ではエリザベスを演じるアレックス・キングストンの実娘サロメ・キングストンがエラを演じている。
- ^ その際に「エリザベス・グリーン」と名乗っている。(シーズン15第12話)
- ^ 注意欠陥・多動性障害#薬物療法も参照。
- ^ 高校で一時服用をやめたが成績が下がったため以降常用。
- ^ 「カーター先生のコピーになることを望まれている」と不満を爆発させたこともあった。
- ^ 現在は統合失調症に改称。
- ^ ロマノ本人も「自分は人間嫌いで嫌われている」といっており、その自覚はある。
- ^ 時には将棋の駒の柄や「龍」と印刷された柄などもあった。
- ^ 父親はICU看護師のフランク。
- ^ アビー曰く「結婚生活で唯一の収穫」。
- ^ エリックは登場前の吹替え、日本語字幕共に「兄」となっていたが、登場直前から「弟」に変更されている。
- ^ 後に離隊、治療を受ける。
- ^ ボストンではMGH(マサチューセッツ総合病院)で働く。
- ^ 日本語字幕と吹き替えでは「ネンネ」。
- ^ シーズン14第15話で31歳の誕生日を迎えた。
- ^ ヘレエのバックコーラスを決めるオーディションでは、ミュージシャンとは思えない程の酷い歌声を披露していた。
- ^ ゲイツは以前からニーラに言い寄っていたが、ガラントと死別したのを機により積極的になった。
- ^ グリーン自身もシーズン1第1話の原語版でER部長のモーゲンスタンから同じ言葉を掛けられている。
- ^ 物語冒頭も、シーズン1第1話のグリーンと同様、モリスが仮眠室で寝ているところを看護師のリディアに起こされる。
- ^ 由来は「007 美しき獲物たち」に登場するゲイツが好きなボンドガールの名前。
- ^ 実際は蛍光マーカーだった。
- ^ バンフィールド夫妻を演じるコートニー・B・ヴァンスとアンジェラ・バセットは実生活でも夫婦である。
- ^ ERに赤ん坊を連れてきた少女自身が実母で、最終的に少女も同意の上、オープン・アドプション(en:Open adoption、実母も成育に参加する)を利用し養子にした。
- ^ NHKの放送日時は、BS2の初回放送時のもの。初回放送後、BS2、総合テレビ、BShiの順で再放送するのが通例である。2010年10月にはBS2でシーズン15を放送(2月28日からシーズン15を集中再放送)、総合テレビでシーズン13まで放送済み、BShiではシーズン11まで放送済みである。BS2での放送は衛星映画劇場の後になる場合があり、衛星映画劇場の放映作品によって放送時間が10分から45分程度ずれることがある。(シーズン11は総合より先にBShiで再放送された)。
出典
- ^ “『ターミネーター』【小山力也】 インタビュー #45”. 吹替の帝王 -日本語吹替版専門映画サイト-. 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント. 2020年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “TV Ratings: 1994–1995”. Classic TV Hits. 2009年10月16日閲覧。
- ^ a b “TV Ratings: 1995–1996”. Classic TV Hits. 2009年12月13日閲覧。
- ^ a b “A Milestone Year, for a Decidedly Dubious Reason”. Los Angelese Times. 1997年4月23日閲覧。
- ^ a b “The Final Countdown”. Entertainment Weekly Published in issue #434 May 29, 1998. (1998年5月29日) 2010年12月2日閲覧。
- ^ a b “TV Winners & Losers: Numbers Racket A Final Tally Of The Season's Show (from Nielsen Media Research)”. GeoCities (1999年6月4日). 2009年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月2日閲覧。
- ^ a b “Top TV Shows For 1999–2000 Season”. Variety. (2000年8月6日) 2011年9月9日閲覧。
- ^ a b “The Bitter End”. Entertainment Weekly Published in issue #598 June 1, 2001. (2001年6月1日) 2010年12月2日閲覧。
- ^ a b “How did your favorite show rate?”. USA Today. (2002年5月28日) 2009年10月16日閲覧。
- ^ a b “Nielsen's TOP 156 Shows for 2002–03 – rec.arts.tv | Google Groups”. Groups.google.com. 2011年9月3日閲覧。
- ^ a b “Internet Archive Wayback Machine”. Web.archive.org (2007年9月30日). 2007年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月3日閲覧。
- ^ a b "ABC Television Network 2004–2005 Primetime Ranking Report". (June 1, 2005). ABC Medianet. Retrieved November 6, 2007.
- ^ a b "ABC Television Network 2005–2006 Primetime Ranking Report". (May 31, 2006). ABC Medianet. Retrieved November 6, 2007.
- ^ a b "ABC Television Network 2006–2007 Primetime Ranking Report". (May 30, 2007). ABC Medianet. Retrieved May 31, 2011.
- ^ a b "ABC Television Network 2007–2008 Primetime Ranking Report". (May 28, 2008). ABC Medianet. Retrieved July 3, 2009.
- ^ a b "ABC Television Network 2008–2009 Primetime Ranking Report". (June 2, 2009). ABC Medianet. Retrieved May 31, 2011.
- ^ Littleton, Cynthia (2009年4月3日). “'ER' series finale scores with auds”. Variety
- ^ “ER - Season 2, Episode 7: Hell and High Water”. TV.com
- ^ a b ダグラス・ロス(ジョージ・クルーニー)再登場の回(最終シーズン15第19話)
- ^ #放送中止とシーズン8第11話(168話)に裁判後のポール・ソブリキのその後のエピソード。
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