長谷川路可 代表作

長谷川路可

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 15:18 UTC 版)

代表作

  • 《流さるる教徒》1921年、東京美術学校卒業制作、東京芸術大学大学美術館所蔵
  • 《切支丹曼陀羅》1927年、バチカン布教民族博物館所蔵
  • 《聖母子・教会の復活と聖ミカエル・殉教者と聖ザビエル》1928年、日本初のフレスコ壁画、大和学園聖セシリア所蔵
  • 《受胎告知》1949年 二双一曲の屏風絵 バチカンの「布教美術展」(1950年)に出品 教皇庁立ウルバニアーナ大学所蔵
  • 《日本二十六聖人殉教図》祭壇画、《聖母子像》ほか天井画 1954年《アッシジの聖フランチェスカ》ほか小祭壇壁画 1957年、日本聖殉教者教会イタリアチヴィタヴェッキア
  • 《勝利》(野見宿禰像)《栄光》(ギリシャの女神像)1964年、旧国立霞ヶ丘競技場陸上競技場メインスタンド壁モザイク 現在、新国立競技場置されている。
  • 《長崎への道》1967年、遺作、日本二十六聖人記念館所蔵
    イスラエルナザレ受胎告知教会所蔵の《華の聖母子》は、長谷川路可の作と表示されているが、路可は下絵を描いた段階で死去し、没後、原田恭子らの弟子たちによってヴェネツィアの工房を借りて制作され、分割して船便で輸送し、イスラエルの職人によって壁面に貼り付けられたものである。

著作

  • 岡倉覚三(著)、Mourey, Gabriel(共訳) "Le livre du thé". A. Delpeuch, Orientales series, 1927. NCID BA17827704
  • 『美術に現れたる服装乃話』文化服装学院すみれ会出版部、1942年
  • 『服装の美學 デザインの仕方』東京生活社、1947年初版
  • 『図解服装史』草美社、1948年
  • 『服装の移り変り』中田満雄(共著)東海書房、1958年。1988年第9版。
  • 『図解服装の移り変り』中田満雄(共著)、デザインセンター、1958年
  • 『デザイン講座』文化服装学院出版局、1962年
  • 『図解服装の移り変り 西洋篇・日本篇』中田満雄(共著)、東海書房、1967年
  • 『長谷川路可画文集』求龍堂、1989年、ISBN 4763089137 没後、遺族らが編纂。
児童書の挿絵
  • 野村愛正(著)『少年フイリッピン史』宋栄堂、1942年。国立国会図書館オンライン 
  • 佐藤春夫(著)『日本文學選』画家(鴨下晁湖、長谷川路可、吉田貫三郎)、新潮社〈新日本少年少女文庫〉、1942年
  • 比屋根安定(著)『聖ザビエル伝』、朝日新聞社、1949年。国立国会図書館オンライン
  • 巌谷小波(著)『ひつじ太鼓』、三十書房〈日本童話名作選集〉別巻1、1954年。国立国会図書館オンライン
  • 窪田文雄『南洋の子供たち』、東亜堂

  1. ^ 渡部 瞭. “長谷川路可伝下(長谷川路可 生誕110周年、没後40周年記念特集)”. kugenuma.sakura.ne.jp. 鵠沼を語る会. 2020年9月15日閲覧。
  2. ^ 「フレスコはとくにアメリカで多く用いられていますが、フランスではプチバレーのフレスコ壁画をえがいたボードアン教授を招へいして1923年にはパリー郊外のフォンテンブローに、ひじょうに大きな完備したフレスコの研究所が建てられました。たまたま私はそのころフランスに遊学していましたので、機会を得て、フォンテンブローの研究所に通うことができました。そこは全く古典的な伝統をうけついだフレスコ技法を教えるところでした。(「壁画のはなし」『女性と教養』昭和33年9月号)」 有田巧:『長谷川路可のフレスコ画〈1〉』會津八一記念博物館研究紀要 第4号(2004年)p86


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