赤木名城 特徴・学術的価値

赤木名城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 03:27 UTC 版)

特徴・学術的価値

中国大陸からの影響で城壁の発達している琉球のグスクと比較すると、石材がほぼ加工されていない・防衛機能がやや低いという特徴が見られる。特に加工した石材の少なさは同じく防衛機能の低い先島諸島のものと比べても際立っている。 かつて奄美大島の城は沖縄におけるグスク研究の周辺事例という扱いだったが、先述のような本土の特徴が認められる城跡が赤木名城・伊津部勝グスクなど複数確認されており、九州から沖縄県にかけての歴史を考察するにあたり重要なものとなった。特に赤木名城は規模が大きく特徴が顕著であり、これによって2009年(平成21年)2月12日に国の史跡に指定された。

参考文献

史跡赤木名城跡保存管理計画書” (PDF). 奄美市教育委員会 (2015年3月31日). 2017年1月29日閲覧。
付編 史跡赤木名城跡をめぐる歴史的概観” (PDF). 奄美市教育委員会 (2015年3月31日). 2017年1月29日閲覧。
赤木名城” (PDF). 奄美市教育委員会 (2008年3月31日). 2017年1月29日閲覧。

関連項目


  1. ^ 中山清美 「奄美の城 」『日本考古学論集』第九巻、斎藤忠編、吉川弘文館、1987年。
  2. ^ 中山清美 「赤木名城とその文化的景観」 『考古学研究』236号、2013年、106-108頁。
  3. ^ 中山清美 「奄美大島笠利半島のグスク」 『東アジアの古代文化』130号、2007年、82-88頁。


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