行け! 牛若小太郎 概要

行け! 牛若小太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 14:52 UTC 版)

概要

舞台は現代、光の中から誕生した太陽の子牛若小太郎は、仲間の怪力妖怪入道やキツネの妖怪の子供うらぎらとともにキツネの妖怪コーンジョ率いる妖怪軍団闇一族を退治するため、日本各地を旅する。

レッドマン』『行け!ゴッドマン』『行け! グリーンマン』に続く『おはよう!こどもショー』内の特撮番組の最終シリーズ[1]で、これまでの怪獣路線から一転して妖怪ものとなっている[2]。前3作品の1週1話完結形式から1日1話完結に替わり、毎回ゲスト妖怪が登場しているが[3][4]、『ゴッドマン』『グリーンマン』と違い人間キャラは一部の話を除き登場しない。

時代劇を思わせる村の一角や街道が話の舞台になることが多かったが、あくまで現代が舞台であり[3][2]、時には番組とのタイアップで富士急ハイランド日本ランドといった遊園地を訪れたり、唐突に新宿西口のビル街が舞台になることもあった[2]。そのため、時代劇仕立ての舞台でも普通に電柱が写っていたりと、作品全体に異様なムードが漂っている。

2014年の時点では現存するのは126話分とされていたが[4]、2018年7月より講談社『ゴジラ&全怪獣DVDマガジン』の延長巻の特典映像として2004年にCSで放送された際にカットされたエピソードも含めて収録された。

登場キャラクター

牛若 小太郎うしわか こたろう
本編の主人公で、光の中から生まれた。通称「太陽の子」。妖怪軍団闇一族を退治するために、仲間と共に旅をする。太陽の光をエネルギーとし、万能ナギナタ[4][1]脇差を武器とする。必殺技は光八相の構えで分身して敵を惑わせてから斬る八相斬り[4][1]、長刀と小刀を組み合わせる光十字剣[4][1]、次々と敵を斬り倒す千尋落下の舞[4]。弱点は光の無い空間ではパワーが出ないこと。
入道にゅうどう
小太郎の仲間である妖怪。怪力の持ち主で、鉄棒が武器[4]。大食漢で酒が好き。
うらぎら
小太郎の仲間だが、実はコーンジョの親戚であるキツネの妖怪の子[4]。ずる賢く金に汚い性格で、金のために仲間を裏切ることがある[4]
コーンジョ
妖怪軍団 闇一族の女頭領である白狐の妖怪[4]。小太郎に敗れて放浪の身となり、その復讐のために、次々と一族の妖怪を仕向ける。

キャスト


注釈

  1. ^ オープニング映像では、本編に登場しない妖怪も多数登場している[5]
  2. ^ 第127回以降はCS未放送。

出典

  1. ^ a b c d GTOM vol.0 2022, p. 43, 「行け! 牛若小太郎」
  2. ^ a b c TOHO TV HEROES 2018, p. 141, 「おはよう!こどもショーの時代」
  3. ^ a b 全怪獣怪人』 下巻、勁文社、1990年11月30日、333頁。ISBN 4-7669-1209-8。C0676。 
  4. ^ a b c d e f g h i j 東宝特撮全怪獣図鑑 2014, p. 148, 「行け!牛若小太郎」
  5. ^ 東宝特撮全怪獣図鑑 2014, p. 154, 「行け!牛若小太郎」
  6. ^ 宇宙船』Vol.114(2004年9月号)、朝日ソノラマ、2004年9月1日、84頁、雑誌コード:01843-09。 






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