第3次スーパーロボット大戦Z
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 03:35 UTC 版)
システム
ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦シリーズのシステムを参照。前作から引き続き参戦している作品の特殊能力はスーパーロボット大戦Z#原作設定を再現したシステム、第2次スーパーロボット大戦Z#原作設定を再現したシステムを参照。
- タッグバトル・システム
- 『スーパーロボット大戦OGシリーズ』のツインユニットシステムと同様に2機1組のチームを編成することができる。メイン、サブは任意のタイミングで交代可能だが、OGシリーズのそれと違い分離・合流(後述の超銀河グレンラガンは例外)はできない。
- タッグテンション、タッグコマンド
- タッグを組んでいるチームのみが使用できるコマンドで、使用するにはタッグテンションがストックされている必要がある。
- タクティカルコンボ
- 敵機を連続で撃破すると最終ダメージ、資金とZチップの入手量が増加する。
- Dトレーダー
- インターミッション中に強化パーツや部隊全体に恩恵を受けるパーツを購入できるもの。購入には敵機を撃墜したり強化パーツを売却することで手に入る「Zチップ」が必要。
- マキシマムブレイク
- 『第2次スーパーロボット大戦OG』の同名システムとは違い、タッグチームが同時攻撃を行う。使用するにはタッグテンションがMAXになっていることが条件である。
- エディットBGM
- あらかじめゲーム機のストレージに保管しておいたMP3ファイルを戦闘時のBGMにすることができる(他ゲームでは「カスタムサウンドトラック」とも呼ばれているもの)。一例として、各ユニットの出自作品で用いられていた原曲そのものをBGMとして使うことも可能。
- エディットできる対象は「個別の機体」、「マキシマムブレイク用」、「部隊用」の三種類。使用できるシチュエーションやMP3の仕様にも細かい制約があるので、詳細は公式サイトを参照のこと。
- 天獄篇では武器ごとに個別に設定できるようになった。
原作設定を再現したシステム
時獄篇、天獄篇共通
- NT-D(機動戦士ガンダムUC)
- ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)に搭載されているシステムで、パイロットの気力が130以上になると使用可能になる。
- 個別コマンド「NT-D発動」を選択することでユニコーンガンダムがデストロイモードへと変形し、機体能力が向上する。変形から5ターン後に自動でユニコーンモードに戻り、同じマップでの再発動はできない(天獄編中盤に覚醒イベント後以降はターン数制限がなくなり、マップクリアまで発動状態となる)。
- ラムダ・ドライバ(フルメタル・パニック)
- ARX-7 アーバレストに搭載されているシステムで、パイロットの気力が130以上になると発動する。
- 気力の上昇で機体の「照準値」「運動性」「装甲値」が上昇、最終与ダメージに補正がかかる。
- さらにダメージを500軽減するバリア「ラムダ・ドライバ」が使用可能になる。バリアは使用時にENを10消費し、気力が10上昇するごとに軽減するダメージが100ずつ増えていく。
- ARX-8 レーバテインは気力制限がなくなり、常時発動状態となる。
- ECS(フルメタル・パニック)
- M9 ガーンズバック、ARX-7 アーバレストに搭載されているシステム。電磁迷彩システムの効果を得る。
- 過去の参戦作品である『スーパーロボット大戦J』・『スーパーロボット大戦W』では「分身」とほぼ同じ効果の特殊能力だったが、本作ではマップ登場時に精神コマンド「閃き」「闘志」「突撃」が発動する効果になった。
- エレメント能力(アクエリオンEVOL)
- アクエリオンのエレメント(パイロット)たちが個別に持つ能力。
- 重力干渉(アマタ・ソラ)
- 気力が130以上で搭乗する機体が移動タイプ「空」を得る。さらに全ての武器の地形適応「空」がAとなり、移動力が1プラスされる。
- 衝撃力(ゼシカ・ウォン)
- 気力が130以上になると与ダメージが1.05倍になる。
- エレメントシステム(アクエリオンEVOL)
- アクエリオンのエレメントの気力が130を超えると、各能力が搭乗する3人のパイロットのそれぞれ一番高い数値になる。
- Eチェンジ(アクエリオンEVOL)
- 「エレメントチェンジ」の略。アクエリオンEVOLは、アクエリオンゲパルト、アクエリオンスパーダに変形することができ、機体ごとにヘッド(メインパイロット)は入れ替わる。出撃時のヘッドは固定(EVOL:アマタ、ゲパルト:カイエン、スパーダ:ゼシカ)されているが、個別コマンド「Eチェンジ」を使用することで各機体に登録されているエレメントから自由にメンバーを入れ替えられる。ただしEVOLはアマタ・ソラ専用で、エレメントのメンバーの入れ替えは不可。
- 『Z』、『第2次Z』で参戦した『創聖のアクエリオン』とは異なり、どのエレメントの組み合わせでも武装に変更はないが、離脱などでいなくなった場合のみ特定の武装が使用できなくなるデメリットが発生する。
- ゲパルトとスパーダのエレメントたちはそれぞれのグループ内で経験値と気力と精神ポイント、効果中の精神コマンドを共有する。だが、撃墜数とPPは各エレメントごとに個別で共有せず、パイロット育成でも精神ポイント関係のスキルを育成することはできない。
- 超銀河グレンラガンの合体(天元突破グレンラガン)
- 『時獄篇』終盤で加入する超銀河ダイグレンは、グレンラガンのパイロットであるシモンの気力が一定値以上になることで超銀河グレンラガンに合体が可能となる。合体後は戦艦扱いとなるため、グレンラガンと組んだタッグが強制解散され、シングルユニットとなる。
天獄篇のみ
- 戦闘モード(トップをねらえ2!)
- ノノは出撃時はEVO-4に搭乗するが、気力が130以上になるとバスターマシン7号に変化が可能となる。発動後はEVO-4に再搭乗できない。
- トップレスの固有能力(トップをねらえ2!)
- トップレス達が持つ固有能力。
- 遠距離操作(ニコラス・バセロン)
- 気力が130以上でコマンドが出現し、1フェイズに1回だけ隣接する行動終了チームの行動回数を回復させる。
- テレパシー(チコ・サイエンス)
- 気力が140以上でコマンドが出現し、1フェイズに1回だけ選択した味方チームに精神コマンド「必中」「閃き」が発動する効果を得る。
- 物質転送(ラルク・メルク・マール)
- 1マップに1回だけ強化パーツ「リペアキット」「プロペラントタンク」「カートリッジ」を選択し、選択した強化パーツの効果をディスヌフに与える。該当パーツ未入手、ディスヌフに未装備時でも使用可。
- ^ a b “【週間ソフト販売ランキング TOP50】PS4『NieR:Automata』が18.9万本で1位(2月20日~26日)”. 電撃オンライン (2017年3月2日). 2017年3月24日閲覧。
- ^ 『週刊ファミ通 No.1309』エンターブレイン、2014-1-9・16合併号、49-55頁。
- ^ “第3次Z時獄篇 PS Vitaパッケージ版発売のお知らせ”. 熱血!必中!スパログ! (2014年1月22日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ 実際には最終話後のエピローグでオリジナルの敵との戦闘があるが、こちらは倒す必要はない。
- ^ 2018年には、アニメ第4期『フルメタル・パニック! Invisible Victory』が放送。これらのキャラクターもアニメに登場した。
- ^ “四季童子 さんはTwitterを使っています” (2014年12月12日). 2014年12月14日閲覧。
- ^ ただしゲーム内の権利表記は『天獄篇』のものに準拠している。
- ^ “「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」,参戦作品をバンダイチャンネルで視聴して強化パーツをもらおう”. 4Gamer.net (2014年1月22日). 2014年3月8日閲覧。
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