県民指紋制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 10:21 UTC 版)
出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 |
制度の概要
1955年、愛知県警は県内で発生した事件・事故被害者の身元確認の迅速化のため、指紋登録制度の運用を開始した。登録の対象者は県内の中学校3年生及び他府県からの新規就職者であり、全員が学校あるいは職場で手の十指の指紋を採取された。登録された指紋は200万件に上り、身元不明者の照会に威力を発揮した。
しかし、長野県で身元不明遺体が発見された際、県民に無断で長野県警に指紋の記録を提供していたことが発覚し、プライバシーの問題から県議会で追及された。その結果、1970年に制度は廃止された。
脚注
参考文献
- 神一行 『警察官僚完全版-知られざる権力機構の解剖-』〈角川文庫〉角川書店、2000年。ISBN 978-4043533015。
関連項目
- 1 県民指紋制度とは
- 2 県民指紋制度の概要
- 3 外部リンク
- 県民指紋制度のページへのリンク