相見とし子 相見とし子の概要

相見とし子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/08 01:52 UTC 版)

略歴

京都府竹野郡間人町(現・京丹後市)に生まれる。二人兄妹であったが、兄は第二次世界大戦で戦死した。日本女子大学国文学部卒業。後に同志社大学教授(現・名誉教授)となった相見志郎と結婚し、創作活動に入る。ドイツ文学者・前田敬作が京都大学助教授時代に出していた同人誌『集団55』に発表した初創作の『魔法瓶』で昭和32年上半期の芥川賞、直木賞の同時候補となる。

1973年から20年間ほど、左京区の自宅敷地内で居酒屋『木の目会』を実質経営していた。独立美術協会に所属していた安田謙、中村善種、新制作所属の面屋庄三他、多くの美術家や文化人が参集していた。

写真家であった長男・相見明は1981年にアメリカ・ニューヨークブルックリン橋でロケーションハンティング中に、橋のワイヤーが切れるという不慮の事故に遭遇。意識不明のままセント・ビンセント病院にて32歳で死去。

2005年に京都市の日本バプテスト病院にて死去。

執筆作品

  • あるひととしのうた(日本図書刊行会 1987年9月発行)
  • わたしからあなたへ(聚槐舎 1990年6月発行)
  • 京都盆地(宝塚出版 1999年1月発行)
  • 相見とし子作品集(宝塚出版 1995年3月発行)(『魔法瓶』が収められている)
  • 絵そらごと(鳥影社 2004年9月発行)

(単行本のみ掲載している)

参考文献




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