直通特急 (阪神・山陽) 播磨酒蔵ライナー

直通特急 (阪神・山陽)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 05:13 UTC 版)

播磨酒蔵ライナー

阪神が臨時に運行しているイベント列車として、下りのみ梅田駅手柄駅間を運行する播磨酒蔵ライナー(はりまさかぐらライナー)がある。

運行概要

2月下旬から3月上旬の日曜日(年によっては土曜日・日曜日の2日間運行されたこともある)に運行される。梅田駅→手柄駅間の定期列車の待避を除き無停車で運行される。これは工場見学ツアーであり、団体列車になるためだが、企画協力会社として共同運行会社である山陽電気鉄道・神戸高速鉄道も挙がっている。

「タイガース号」と同様に乗車にははがきによる事前申し込みが必要で、応募多数の場合抽選となる。参加費は5,000円。酒造会社見学であることから、未成年の応募はできない。

手柄駅から歩いて5分の所にある灘菊酒造の訪問と酒蔵の見学が主になるが、付随的に利き酒をしたり、地元の名産品が供される。また、車内ではゲーム等が行われる。

運行当初より2005年までは山陽の車両が用いられていたが、2006年より阪神の車両が用いられるようになった。

その他

本列車運行開始後、阪神と山陽共同でフリーペーパー(沿線情報誌)「SEA SIDE EXPRESS」が発行されるようになった。2009年の阪神なんば線開通後は、近畿日本鉄道を加えて近鉄奈良から山陽姫路までをカバーする「SEA SIDE EXPRESS EAST WEST」に改題されている。この冊子には直通特急と快速急行の全列車の時刻表が掲載されており、どの鉄道会社の車両を使用するかも分かるようになっている(ただし車両系列までは固定されないので、使用する車両系列は記載されていない)。

2011年以降は「SEA SIDE EXPRESS EAST WEST」の発行自体が中止されているが、代わりに山陽電鉄のホームページに使用車両も記載された直通特急のダイヤが公開されている[7]

脚注


  1. ^ a b “阪神山陽電鉄 直通特急の運転開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年2月17日) 
  2. ^ 山陽6000系が6両編成で阪神梅田へ - 鉄道ファン「鉄道ニュース」2017年6月21日、2017年6月21日閲覧
  3. ^ 山陽6000系が直通特急運用に - 鉄道ファン「鉄道ニュース」2017年9月25日、2017年10月3日閲覧
  4. ^ これらはJR神戸線が私鉄各社に先んじて復旧した際、通勤時間帯に臨時増発された列車が後に定期列車とされた目的および通勤特急「らくラクはりま」が設定された目的と同様である。
  5. ^ このうち、山陽5030系は直通特急運行開始に合わせて、前年の1997年に新製。また、山陽5000系はこの当時は6両編成の5012F以降の編成が充当された。
  6. ^ このほか、前年の2000年に山陽5030系 2次車8両が新製され、新たに6両編成化された5004F・5006F・5008F・5010Fの4編成も直通特急運用に投入された。
  7. ^ 直通特急時刻表 (PDF, 山陽電気鉄道ホームページ)





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