烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS 烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOSの概要

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烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 09:41 UTC 版)

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烈車戦隊トッキュウジャー
THE MOVIE
ギャラクシーラインSOS
監督 竹本昇
脚本 小林靖子
原作 八手三郎
製作
  • 鈴木武幸(東映)
  • 平城隆司(テレビ朝日)
  • 高木勝裕(東映アニメーション)
  • 間宮登良松(東映ビデオ)
  • 和田修治(アサツー ディ・ケイ)
  • 松田英史(東映エージエンシー)
  • 垰義孝(バンダイ)
出演者
音楽 羽岡佳
主題歌烈車戦隊トッキュウジャー
歌 - 伊勢大貴
撮影 松村文雄
編集 柳澤和子
製作会社 劇場版「鎧武・トッキュウジャー」製作委員会
配給 東映
公開 2014年7月19日
上映時間 30分
製作国 日本
言語 日本語
前作
次作
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概要

烈車戦隊トッキュウジャー』の初の単独劇場版作品。例年よりも早い7月に公開された[1]

本作品オリジナルメカとしてサファリレッシャー/サファリガオーが登場し、またトッキュウジャーの本作品限定形態としてトッキュウジャーサファリも登場する。ミニチュアCGを併用した特撮を見所としている[2]。従来の夏季劇場版は特撮シーンはテレビシリーズでの第2次特撮と同時に撮影されていたが、本作品では公開時期がずれたためにスケジュールが合わず、特撮班ではなく本編班が特撮シーンの撮影も担当した[1]。そのため本編での特撮撮影を得意とする竹本昇が監督に起用された[1]。撮影はテレビシリーズ第15駅・第16駅と並行して行われた[3]

ゲストヒロイン・レディ役として『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で知られる福原遥[4]、敵怪人ナイル伯爵の声として音楽家のヒャダインが出演[5][6]。レディの相棒パス子の声役には『海賊戦隊ゴーカイジャー』でルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー役を演じた市道真央がM・A・O名義で出演した[7][6]。福原は監督の竹本からの指名で起用され、M・A・Oは『アイ!マイ!まいん!』で福原と共演していたことからキャスティングされた[8]

企画はサファリレッシャーが登場することが最初に決まっており、そこからゲストキャラクターや設定などが発想された[9]。ストーリーはライト/トッキュウ1号とゲストヒロイン・レディの関わりが中心となっており、スーパー戦隊シリーズの劇場版で定番とされている「レッドとヒロインのラブストーリー」に近いものとなっているが恋愛要素はない[8]

長濱慎が演じる虹野明/トッキュウ6号は、本作品の撮影がテレビシリーズよりも先に行われた[10][8]。明が初登場するテレビシリーズ第17駅・第18駅の脚本が本作品の撮影途中に完成したため、それに合わせた明の描写が追加で撮影された[1]。本作品での明の衣裳は仮のものであったがテレビシリーズでもそのまま採用された[1]。「ここが俺の死に場所だ」という決め台詞は本作品の脚本で最初に書かれ、意味合いについてはその後のテレビシリーズの脚本執筆時に考えられた[11][注釈 1]

車掌役の関根勤は、本作品で初めて屋外ロケに参加した[12][8]

あらすじ

宇宙空間には地球のレインボーラインと同じようにイマジネーションによって生まれた路線ギャラクシーラインが存在した。そのギャラクシーラインでは5編成の烈車サファリレッシャーが宇宙中を走行しており、25年に1度は地球の近くを通りかかるといわれている。

そして2014年。地球に接近する時期を迎えたある日、宇宙で暗躍するシャドーラインの幹部ナイル伯爵がサファリレッシャーを襲撃。サファリレッシャーは4編成が切り離され、残った1編成も地球に不時着してしまう。不時着した車両に乗っていたギャラクシーラインの車掌レディはレインボーラインの烈車に救難信号を送る。


注釈

  1. ^ 脚本を担当した小林靖子はギャグのつもりであったと述べている[11]
  2. ^ パンフレットのキャスト・スタッフインタビューではサファリバージョンという名称が用いられている[8]
  3. ^ 一部書籍では、名称をサファリガオー ライオンモードと記述している[2][35]

出典

  1. ^ a b c d e f 公式完全読本 2015, pp. 69–71, 「TOQGER MAIN STAFF INTERVIEW_02 竹本昇」
  2. ^ a b c パンフレット 2014.
  3. ^ 公式完全読本 2015, p. 73, 「TOQGER MAIN STAFF INTERVIEW_03 渡辺勝也」.
  4. ^ パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! 福原遥」.
  5. ^ パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! ヒャダイン」.
  6. ^ a b 公式完全読本 2015, p. 64, 文・浮間舟人「トッキュウジャーの旅路 in 劇場版 & TVスペシャル」
  7. ^ パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! M・A・O」.
  8. ^ a b c d e f パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! 竹本昇」
  9. ^ a b c パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! 小林靖子」
  10. ^ a b パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! 長濱慎」
  11. ^ a b 公式完全読本 2015, pp. 8–11, 取材・構成 大黒秀一「TOQGER Memorial Cross Talk 宇都宮孝明×小林靖子」
  12. ^ パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! 関根勤」.
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m 「宇宙船vol.148特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2015」『宇宙船』vol.1482015.春号、ホビージャパン、2015年4月1日、別冊p.19、ISBN 978-4-7986-1002-3 
  14. ^ a b 超全集 2015, pp. 86–87, 「劇場公開作品ガイド」
  15. ^ a b 21st 14 2017, p. 7, 「『烈車戦隊トッキュウジャー』」
  16. ^ パンフレット 2014, 「パス子」.
  17. ^ a b c d e f 公式完全読本 2015, p. 118, 質問・構成 サマンサ五郎「『烈車戦隊トッキュウジャー』クリーチャーデザインの世界」
  18. ^ a b c 戦変万化 2022, pp. 114–115, 「第2章 2013-2016 ―巨星×新星― 烈車戦隊トッキュウジャー」
  19. ^ a b c d e f g h 超全集 2015, p. 77, 「シャドーライン」
  20. ^ a b c 21st 14 2017, p. 25, 「シャドーライン」
  21. ^ a b c d e f 戦変万化 2022, p. 175, 「第2章 2013-2016 ―巨星×新星― DESIGNER INTERVIEW 篠原保 / 森木靖泰[烈車戦隊トッキュウジャー]」
  22. ^ a b c 21st 14 2017, p. 27, 「シャドー怪人」
  23. ^ a b c d e f g h i j k l 超全集 2015, pp. 54–55, 「トッキュウジャーサファリ」
  24. ^ a b 学研の図鑑 2021, p. 206, 「烈車戦隊トッキュウジャー」
  25. ^ 超全集 2015, p. 56, 「レンケツバズーカ&合体技」
  26. ^ a b 21st 14 2017, pp. 8–9, 「ライト/トッキュウ1号」
  27. ^ a b 21st 14 2017, p. 10, 「トカッチ/トッキュウ2号」
  28. ^ a b 21st 14 2017, p. 11, 「ミオ/トッキュウ3号」
  29. ^ a b 21st 14 2017, p. 12, 「ヒカリ/トッキュウ4号」
  30. ^ a b 21st 14 2017, p. 13, 「カグラ/トッキュウ5号」
  31. ^ a b パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! 森高愛」
  32. ^ a b c d e f g h i j 21st 14 2017, p. 18, 「トッキュウレッシャー」
  33. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 21st 14 2017, p. 20, 「烈車」
  34. ^ a b c 学研の図鑑 2021, p. 209, 「トッキュウジャーの乗る烈車と烈車ロボ」
  35. ^ a b c コンプリート超百科 2018, p. 99.
  36. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 超全集 2015, p. 66, 「サファリレッシャー」
  37. ^ a b c d e f g h i j k l m 超全集 2015, p. 72, 「烈車合体サファリガオー」
  38. ^ a b c d e f g h i j k l 21st 14 2017, p. 23, 「サファリガオー」
  39. ^ 公式完全読本 2015, p. 101, 取材・構成 鳥本真也「『烈車戦隊トッキュウジャー』キャラクター/メカニックデザインの世界 中野拓×阿部統」.
  40. ^ a b TH45 2022, p. 135, 「烈車戦隊トッキュウジャー」
  41. ^ 公式完全読本 2015, pp. 69、89.
  42. ^ 公式完全読本 2015, p. 89, 取材・構成 鴬谷五郎「TOQGER VFX TALK_01 佛田洋」.
  43. ^ 超全集 2015, p. 69, 「超烈車合体 超トッキュウオー」.
  44. ^ 21st 14 2017, p. 22, 「超トッキュウオー」.
  45. ^ a b 超全集 2015, pp. 78–79, 「シャドーライン烈車」
  46. ^ 21st 14 2017, p. 26, 「クライナー」.
  47. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 第20駅『笑顔は危険』”. 烈車戦隊トッキュウジャー|東映. 2014年7月5日閲覧。
  48. ^ 烈車戦隊トッキュウジャー東映公式サイト、出版情報”. 東映 (2014年6月1日). 2014年6月1日閲覧。
  49. ^ ハイパーホビー』2014年7月号、徳間書店、2014年5月31日。 
  50. ^ パンフレット 2014, 「烈車戦隊トッキュウジャー インタビュー イマジネーション無限大! 横浜流星」.
  51. ^ a b kzkevzyde6zaljlのツイート(1390252649103040524)

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