東風孝広
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 08:31 UTC 版)
来歴
生い立ち
幼稚園のころから絵を描くことが好きだった[4]。漫画に興味を持ち始めたのは小学2年のころである[4]。小学3年から4年のころにゆでたまごの『キン肉マン』などの『週刊少年ジャンプ』作品が流行し、好きな漫画をすべて模写していた[4]。授業中も勉強せずにひたすら絵を描き、『キン肉マン』、『北斗の拳』、『ドラゴンボール』と「次から次に好きな漫画の模写を」行ったことにより、「絵が得意になっていった」という[4]。
従兄の田島隆とは、小さいころから一緒に遊ぶ仲であった[4]。小学4年のころ、東風が初めて漫画を描いた際には田島が背景についてアドバイスをし、それが2人にとって初の合作となった[4]。
就職後
私立呉港高校を卒業して[要出典]地元の設計事務所に就職[1]。ミュージシャンやプロボクサーを目指すも漫画家への夢だけは諦めきれず[4]、24歳のときに広島を出て[要出典]大阪へ、青木雄二に弟子入り。アシスタントを半年経験したのち、1998年に講談社「ちばてつや賞」ヤング部門での入賞「五番街」を経て、1999年に従兄の田島隆と組み、講談社『モーニング』にて『カバチタレ!』でデビュー[2][1]。シリーズは『特上カバチ!!』、『カバチ!!!』へとタイトルを変更して2021年に22年間の連載を終了する。ほか、『イブニング』(講談社)にて『極悪がんぼ』、『激昂がんぼ』、『がんぼ ナニワ悪道編』シリーズなどがある。2021年9月から拠点を大阪から東京都葛飾区へ移す。[要出典]
アシスタントの高橋昌大と漫才コンビ「ステーキ御膳」を結成し、2004年のM-1グランプリから何度か出場。当時は漫画家の参加が珍しく、密着取材を受ける。[要出典]
アシスタントの中には吉本興業所属の絵の上手い芸人が多く、森本大百科を始め田舎はるみ、中谷祐太(マユリカ)、中野周平(蛙亭)、仲西隼平(なにわスワンキーズ)などがいる。過去にはテレビ番組企画で和牛がアシスタントとして作画を手伝い、ふたりが描いたコマは採用され実際に雑誌へ掲載。のちに単行本にも収録されている。[要出典]
2022年4月から吉本興業(文化人)所属。
出身地である広島県呉市が平成30年7月豪雨の被害に遭い、被災地の支援活動「西日本豪雨復興応援アート展」[5][6]や西日本応援イラスト集(講談社)[7]に寄稿している。
- ^ a b c d “東風孝広”. モーニング公式サイト. 講談社. 2022年4月9日閲覧。
- ^ a b c d e f “東風 孝広(漫画家)”. マンガペディア. 2022年4月9日閲覧。
- ^ 『浪花まんが道場!』プロフィールより。
- ^ a b c d e f g h i j “【ロングインタビュー】漫画家・東風孝広先生の仕事場に潜入!仕事場のこだわり大公開!”. Comee mag.. W-ENDLESS (2018年8月12日). 2022年4月9日閲覧。
- ^ 2019年5月2日、広島テレビ 朝ニュース放送
- ^ 2019年5月2日、テレビ新広島 夕方ニュースおよびネットニュース、Yahoo!ニュース配信
- ^ 「講談社が「西日本応援イラスト集」を発売 売上を全額義援金として寄付へ」 2018年08月27日発表。
- ^ “『カバチタレ!(1)』(東風 孝広、田島 隆)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “『カバチタレ!(20)<完>』(東風 孝広、田島 隆)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “『特上カバチ!!-カバチタレ!2-(1)』(東風 孝広、田島 隆)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “わたせせいぞう新作、主人公は2つの顔持つ腕利き歯科医”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年4月18日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ “「カバチタレ!」シリーズ最新作開幕、田村が新所長に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年5月9日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ “『カバチ!!!-カバチタレ!3-(39)』(東風 孝広、田島 隆)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “『極悪がんぼ(1)』(東風 孝広、田島 隆)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “「喰いタン」突然の終了、「がんぼ」はネクストステージへ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年7月14日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ “待たせたのう、新連載「激昂がんぼ」スタートじゃ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年10月13日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ “『激昂がんぼ(8)』(東風 孝広、田島 隆)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “シマコーの早稲田時代描く「学生 島耕作」イブニング1号で”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年10月8日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ “「がんぼ」シリーズ16年の連載に幕、新連載はオタク社長の聖地巡礼コメディ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年8月22日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ ““不倫勇者”による大人のRPGがスペリオールに、「カバチタレ!」東風孝広の読み切りも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年5月28日) 2021年5月28日閲覧。
- ^ “小田扉、岩岡ヒサエら参加の鉄道アンソロ「鉄本」発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年12月22日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ a b “広島カープの広告にかいじ、かきふらい、安彦ら10人参加”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月1日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ a b “小路啓之の単行本3冊が同時発売、最後の連載2作品と未発表作含む短編集”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年3月17日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ a b “マンガ家によるミッキー画集「gift」に石川雅之、鶴田謙二、弘兼憲史ら33名追加”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月26日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ a b “井浦新×成田凌「ニワトリ☆フェニックス」、東風孝広作画のマンガが入場特典に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月9日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ “プレイコミック新作攻勢、QP外伝や田島隆新シリーズなど”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年3月25日) 2022年4月9日閲覧。
- ^ https://sirabee.com/2022/06/11/20162873742/
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