根本尚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/24 13:40 UTC 版)
根本 尚(ねもと しょう)は、日本の漫画家。北海道出身・在住。
主に日常のよくあるネタを題材にすることが多い。
墨汁を用いた独特の太めな線画が特徴。おばちゃんやオッサン、悪者、ウザい若者(男女問わず)の描写とヒロイン系の美少女キャラとの絵のギャップが大きく、独特な世界観を生み出す一因となっている。「現代怪奇絵巻」に登場したキャラクター「田舎メイドレベッカ」はインターネット上でも話題を集めた。
ミステリー、文学、貸本漫画、学習漫画への造詣が非常に深く、これらの古本収集を趣味としている。「恐怖博士の研究室」や「現代怪奇絵巻」は学研の学習漫画本をイメージした作りになっている。
コンサドーレ札幌の熱狂的サポーター。
現在もオリジナルのミステリー漫画を同人誌として発行していて、「怪奇探偵・写楽炎」「日記漫画 札幌の六畳一間」といった作品は出版社から電子書籍化されている。
作品リスト
連載
- 恐怖博士の研究室(『ミステリーボニータ』2001年8月号 - 2020年7月号)
- 衆議院議員日本一(『ミステリーボニータ』2005年12月号 - 2020年7月号)
- 現代怪奇絵巻(『週刊少年チャンピオン』2006年9号 - 2009年4・5合併号)
- 根本尚の2ページ劇場(『月刊プリンセス』2016年8月特大号 - 2025年7月号[1])
- 競売物語(『楽待』2024年10月15日更新 - 連載中)
書籍
- 恐怖博士の研究室 あやしい1コマ漫画屋がやってきた!(2011年10月 秋田書店 ISBN 978-4-253-10732-7)
電子書籍
- 怪奇探偵・写楽炎 1 蛇人間(2018年4月 文藝春秋)
- 怪奇探偵・写楽炎 2 妖姫の国(2018年4月 文藝春秋)
- 怪奇探偵・写楽炎 3 蝋太郎(2018年4月 文藝春秋)
- 怪奇探偵・写楽炎 4 羽衣の鬼女(2021年8月 文藝春秋)
アンソロジー
「」内が根本尚の作品
- 北海道ミステリークロスマッチ(2025年7月 行舟文化 ISBN 978-4-909735-21-8)「羽衣の鬼女」
出典
- ^ “プリンセス 2025年7月号”. 秋田書店. 2025年7月4日閲覧。
外部リンク
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