東京三菱銀行 東京銀行との合併に伴う処置

東京三菱銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 02:27 UTC 版)

東京銀行との合併に伴う処置

拠点

旧三菱銀行と地理的に重複していた東京銀行(以下、東銀)の国内店舗・海外拠点は段階的に2004年頃までに旧三菱銀行側に吸収された(札幌は、旧東銀側が存続)一方、重複しない単独拠点(主に海外)についてはそのまま存続する形となっている。

旧東京銀行の本店営業部は「東京営業部」となり2004年11月に旧三菱銀行の本店あるいは日本橋支店に統合された。しかし、統合時に日本橋支店が元の東京営業部の建物に移転、MTFGプラザ(現:MUFGプラザ)として営業していた。なお、日本橋支店には、のちに旧UFJ銀行の室町支店及び日本橋中央支店が転入しブランチ・イン・ブランチとなっている[注釈 1]

現存する三菱UFJ銀行東京営業部は旧UFJ銀行東京営業部であるが、2013年に新丸の内支店(旧:東京銀行丸ノ内支店)とブランチ・イン・ブランチ化し、丸の内永楽ビルディングへ移転している。

東銀の国内店舗(場所)が三菱UFJ銀行にそのまま継承された例としては他に、札幌支店、成田空港支店、成田国際空港出張所、成田空港第2ビル出張所、新橋支店、渋谷明治通支店、新宿中央支店、横浜支店、関西空港出張所がある。現・三菱UFJ銀行大阪中央支店は旧三菱銀行大阪支店であるが、三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)発足直後の2006年2月20日までは、東京銀行大阪支店(のちの大阪淀屋橋営業部)[注釈 2]の場所で営業していた。その名残で2018年8月に大阪営業部が現在地に移転(建て替えのため、現在地から旧三菱銀行大阪支店所在地に仮移転していた)するまで、大阪淀屋橋営業部跡地にATMコーナーが設置されていた。また、山口県内では東銀の下関支店がシーモール内に存在していたが、地理的な関係から三菱店の徳山支店(周南市)ではなく隣接県の北九州支店(北九州市)へ統合されている。また、成田空港第2ビル出張所、渋谷明治通支店、新宿中央支店については、後年近隣支店へのブランチ・イン・ブランチ化が行われている。。

金融債

外国為替銀行として金融債を発行することが許された旧東京銀行の流れを引き継ぎ、合併より6年間特例として金融債の発行が認められ、「東京三菱銀行債券取扱店舗」(主に東京銀行店の承継店舗)で扱っていたが、2002年3月28日以降、新規の売出しを停止している。

  • 割引東京三菱銀行債券「ワリトー」
  • 利付東京三菱銀行債券「リットー」
  • 利付東京三菱銀行債券「ハイジャンプ(利子一括払)」

三菱UFJ銀行となった現在も未換金の現物保有者が存在するため償還業務は継続している。


注釈

  1. ^ 室町支店は日本橋室町東地区開発、日本橋中央支店は日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業に伴うもの。
  2. ^ 東京銀行大阪支店は、東京三菱銀行発足と同時に大阪淀屋橋営業部へ改称され、90年代終盤に大阪三菱ビルディングから移転してきた東京三菱銀行大阪支店(旧:三菱銀行大阪支店)に統合された。その後、三菱東京UFJ銀行発足と同時に同支店は大阪中央支店に改称された。
  3. ^ 三菱銀行が森村財閥の金融部門であった森村銀行を吸収した関係から親密である。

出典

  1. ^ 「学会マネー」研究会『創価学会財務部の内幕』 小学館〈小学館文庫〉、2000年7月1日;ISBN 978-4-0940-4571-0


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