月の囁き 月の囁きの概要

月の囁き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 15:11 UTC 版)

月の囁き
作者 谷崎潤一郎
日本
言語 日本語
ジャンル 映画脚本
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出 『現代』1921年1月号・2月号、4月号
出版元 大日本雄弁会講談社
刊本情報
収録 『AとBの話』
出版元 新潮社
出版年月日 1921年10月
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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アマチュア倶楽部』に続き、大正活映の製作で上山珊瑚を主演に撮られることが決まっていたが延期されてしまい、そのまま製作されなかった[3][注釈 2]

撮影用の台本をそのまま掲載したのか、読者用に手を加えたのかは不明。セリフの字幕化を想像させるような、サイレント映画を念頭においた記述もあるが、登場人物が音声を発しているように読める記述もある。当時トーキーは普及以前であり、あまりシナリオとしての実践性にこだわらずに書かれたようにも読める。


注釈

  1. ^ ちなみに、『現代』は、この出版社が「講談社」に社名変更された後に発刊された同名の月刊誌とは別の雑誌である。
  2. ^ 川本三郎は『大正幻影』(岩波現代文庫)のなかで、「(谷崎が)映画を空想して書いた」のではないかとしている。

出典

  1. ^ a b 「谷崎潤一郎略年譜」(平凡社 2016, pp. 153–158)
  2. ^ 小谷野敦. “谷崎潤一郎詳細年譜”. 比較文学者 小谷野敦のウェブサイト. 2013年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月26日閲覧。
  3. ^ 文豪の映画礼讃~谷崎潤一郎の映画製作~”. Octopus's Page. 2011年8月14日閲覧。
  4. ^ 喜国雅彦. “喜国雅彦の漫画単行本”. 喜国雅彦&国樹由香. 2009年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月14日閲覧。


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