春日三球・照代 地下鉄漫才

春日三球・照代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 23:19 UTC 版)

地下鉄漫才

三球・照代の「地下鉄漫才」[9]は当時の大人だけではなく、鉄道に興味を持つ子供たちにも広く受け入れられた。当時の2人のかけあいとして、

三球「…しかし、地下鉄の電車をどっから入れたんでしょうねぇ。それ考えると一晩中眠れなくなるの」
照代「あなたも面白いこと言うわね」
三球「あらかじめ電車を地下に埋めておいてトンネル掘りながら『確かこの辺に埋めたよなー』『あったぞあったぞ、電車が』なんて」
照代「そんなわけないじゃないの」
三球「じゃ、あなた知ってるんですか?」
照代「当たり前じゃない。地下鉄の階段から入れたんですよ」
三球「え、そうなんですか?」
照代「常識よ」
三球「そうなんですか。よく改札が通れましたねぇ。それ考えると、また眠れなくなっちゃう」
照代「寝りゃいいじゃないの。眠そうな顔をして」

といったものがあった。こうした漫才をテレビで観た子供たちが当時の営団地下鉄(現在の東京メトロ)の広報に「あの話は本当なんですか?」という問い合わせが夏休みなどに殺到し、営団は「実際には違います」と異例のPRを行う程だった[10]

1978年7月、開業直前の都営地下鉄新宿線の車両搬入時には大島車両検修場に招かれ、10-000形クレーンで地下に降ろされる作業を見学した。

1980年には『花王名人劇場』(関西テレビ制作・フジテレビ系)で当時の営団地下鉄総裁・山田明吉と共演を果たした。

ディスコグラフィー

シングル
LP
  • のりものアラカルト/自動販売機/ぼくはスリラーファン(1977年、キャニオン・レコード)
    • 1987年5月2日に照代の追悼盤としてポニーからカセットテープで再発。

主な出演番組


  1. ^ 春日 照代』 - コトバンク
  2. ^ 『クリモト一休・三休』との誤記が散見されるが、正しくはクリトモ
  3. ^ (惜別)春日三球さん 漫才師”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2023年9月30日). 2023年10月1日閲覧。
  4. ^ a b 川戸貞吉 (平成2年11月1日). 井上正弘. ed. 雑誌 落語「平成元年度 東京演芸界年譜」. 弘文出版. p. 59 
  5. ^ a b c 春日三球・照代の三球さん死去 地下鉄漫才「地下鉄の電車はどこから入れたんでしょう」ブーム”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2023年6月18日). 2023年6月18日閲覧。
  6. ^ にんにくやnatary (2007年2月12日). “魔法の繊維”. にんにくと巣鴨. nifty. 2023年9月11日閲覧。
  7. ^ 春日三球の店(閉店追記)”. 巣鴨謎案内. FC blog (2008年8月21日). 2018年8月15日閲覧。
  8. ^ のちのリーガル和才・洋才
  9. ^ 春日三球・照代 地下鉄漫才
  10. ^ 地下鉄でも車両基地は地上に存在し、地下とは引き込み線で接続されている


「春日三球・照代」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「春日三球・照代」の関連用語

春日三球・照代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



春日三球・照代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの春日三球・照代 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS