射 (圏論) 射 (圏論)の概要

射 (圏論)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 14:39 UTC 版)

圏論におけるはこのような概念を広く推し進め、しかしより抽象的に扱うものである。考える数学的対象は集合である必要はないし、それらの間の関係性である射は写像よりももっと一般の何ものかでありうる。

射の、そして射がその上で定義される構造(対象)を調べることは圏論の中核を成す。射に関する用語法の多くは、その直観的背景でもある具体圏英語版(対象が単に付加構造を備えた集合で、射がその構造を保つ写像であるような圏)に由来するものとなっている。また圏論において、圏を図式と呼ばれる有向グラフによって見る立場から、射は有向辺あるいは矢印 (arrow) と呼ばれることもある。


  1. ^ a b c d Jacobson (2009), p. 15.


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