安部孝駿 安部孝駿の概要

安部孝駿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 13:27 UTC 版)

安部孝駿
選手情報
フルネーム あべ たかとし
ラテン文字 Takatoshi Abe
国籍 日本
種目 ハードル走
所属 ヤマダホールディングス
大学 中京大学
生年月日 (1991-11-12) 1991年11月12日(32歳)
生誕地 岡山県岡山市
身長 192cm
体重 86kg
成績
世界選手権 400mH : 準決勝3組3着(2019年
地域大会決勝 アジア大会
400mH : 3位(2018年
4x400mR : 3位(2018年)
アジア選手権
400mH : 優勝(2011年
国内大会決勝 日本選手権
400mH : 優勝(2017年2019年
自己ベスト
100m 10秒90(2008年)
110mハードル 14秒18(2008年)
400mハードル 48秒68(2018年)
獲得メダル
アジア大会
2018 ジャカルタ 400mハードル
2018 ジャカルタ 4×400mR
アジア陸上競技選手権大会
2011 神戸 400mハードル
世界ジュニア陸上競技選手権大会
2010 モンクトン 400mハードル
ユニバーシアード
2011 深圳 1600mリレー
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主な経歴

岡山市立箕島小学校6年の時から陸上競技を始めた[1]。倉敷ジュニア陸上クラブに所属したが、ソフトボールチームにも所属していたので、毎週必ず練習や試合に行くというわけではなかった[2]

岡山市立妹尾中学校に進学してから本格的に陸上競技を始め、短距離長距離ハードルなど色々な種目を経験した[2]

2007年に岡山県立玉野光南高等学校へ進学してからハードルを専門とした[3]。同年10月、国体の少年B110mハードルで3位入賞を果たした。

2年になってから400mハードルでも頭角を現し、インターハイでは400mハードルで3位、110mハードルで6位になり、2種目で入賞を果たした。日本ユース選手権では110mハードルを13秒80(+1.8)のユース日本最高記録(当時)で制し、400mハードルも大会記録(当時)で制して大会2冠を達成した。

2009年のインターハイでは400mハードルで優勝、110mハードルで2位になり[4]、その数時間後に行われた1600mリレー でもアンカーとして登場して猛烈に追い上げ、チームを2位に導いた。国体の少年A400mハードルでは高校歴代4位の記録となる50秒11で制し、400mハードルの高校2冠を達成した。

2010年に父の母校である中京大学に進学し、同年の世界ジュニア陸上競技選手権大会では400mハードルで2位になった[5]

2011年7月のアジア陸上競技選手権大会で優勝[6]、8月に深圳で行われたユニバーシアードでは1600mリレーに出場し銀メダルを獲得している[7]。しかし世界陸上の400mハードルでは予選落ちの結果となった[8]

2014年4月、デサントに入社。同社が同年に設立した陸上競技部デサントトラッククラブに所属していた。同年10月、山口市で開かれた第62回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の400mハードルは49秒81の記録で優勝した[9]

2020年東京オリンピック陸上男子400m障害に出場したが予選で敗退し準決勝には進めなかった[10]

2022年、第70回全日本実業団対抗選手権(9月23~25日/岐阜・長良川)で現役引退を表明していたが、予選を51秒98の5着で決勝進出はならず、これがラストレースとなった。

人物・エピソード

父は円盤投の元岡山県記録保持者[2]。弟は円盤投の現岡山県記録保持者で[11]、高校時代にはインターハイで優勝している。

髪は祖母譲りの天然パーマである[2]。ブルゾンちえみが中学生時代、あこがれのイケメン選手として、陸上競技会で一緒に写真を撮影した。このエピソードがTV番組で紹介され、出演した


  1. ^ 恵まれた体のハードラー 五輪向けラストスパート 中京大 安部孝駿”. 中日新聞 (2011年9月22日). 2012年5月13日閲覧。
  2. ^ a b c d 「マイプライバシー」『月刊陸上競技』46巻7号、講談社、2012年6月号、173頁。 
  3. ^ 北島が日本ユースの800m3位・安部が日本ジュニアの400mH3位!”. 岡山県立玉野南高等学校 (2009年10月26日). 2010年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月13日閲覧。
  4. ^ 選手名鑑”. 日本陸上競技連盟. 2012年5月13日閲覧。
  5. ^ 望月次郎. “男子400mh、安部孝駿2位”. ショット. 2012年5月13日閲覧。
  6. ^ 大会3日目ハイライト”. 日本陸上競技連盟 (2011年7月9日). 2012年5月13日閲覧。
  7. ^ 【ユニバ第10日】ハーフマラソン団体で男女アベックV サッカー女子は銀メダル”. 日本オリンピック委員会 (2011年8月22日). 2012年5月13日閲覧。
  8. ^ 岸本が準決勝進出 安部、今関は姿消す”. スポーツナビ (2011年8月29日). 2012年5月13日閲覧。
  9. ^ 第62回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会 公式記録集 山口陸上競技協会 (2014-10-12). 2014年10月13日閲覧
  10. ^ “男子1万メートルで相沢晃が17位/陸上”. サンケイスポーツ. https://www.sanspo.com/article/20210730-O3LKSWUGN5N25PEKC4BH34YEGQ/?outputType=theme_tokyo2020 2021年7月30日閲覧。 
  11. ^ 岡山県記録(2018年05月03日現在)”. 岡山陸上競技協会 (2015年5月30日). 2018年8月27日閲覧。


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