天皇寺 (坂出市) 交通アクセス

天皇寺 (坂出市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 03:05 UTC 版)

交通アクセス

鉄道
道路

奥の院

節内の全座標を示した地図 - OSM
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瑠璃光寺(金山薬師)
八十場の泉から墓地の左側を約0.5 km上がりきったころ右に50 mほど進むと広い荒れた境内があり、八十場の泉の源泉地と云われている小さな池がある。
北向き不動(城山不動滝)
廃寺跡であり、天皇寺の南1.5kmにある城山(きやま)山頂近くの滝の脇に北向き不動明王石像が鎮座している。その周辺には、不動明王石像が祀られた小さい岩窟があり、また、弘法大師像など数体の石像が祀られている。
滝は不動川となり、天皇寺の参道を横切って瀬戸内海にそそぐ。
  • 所在地:香川県坂出市西庄町 (城山不動滝
  • 納経所:当寺(天皇寺)。明治以降廃寺となった摩尼珠院を偲ぶ人々によりこの地が守られていたので、金華山摩尼珠院の名で不動尊の納経をしている。

周辺の関連遺産

崇徳天皇彌蘇場道
西国三十三所石仏観音 崇徳天皇彌蘇場道
八十場の清水から白峰宮に至るこの道は古来より近隣住民の生活道であり、その沿道に西国三十三所の写し石仏が江戸時代末期に建立された。しかし、最近は藪化していたが、平成28年より2年をかけて近隣の人々により整備された。
岩根の桜
空海が修行をすると明星が出現したことから明星淵と呼ばれる淵と大岩があったとされる。また、崇徳上皇がこの桜の銘木が風に吹かれて散るのを見て「山高み岩根の桜ちる時は 天の羽衣はくかとそ見る」と詠んだと云われる。
  • 所在地:香川県坂出市西庄町826 (岩根の桜

注釈

  1. ^ 景行天皇の子とも日本武尊の子であるとも言われる。また、この伝承は日本武尊の弟という説や、日本武尊自身が退治に向かったという話もある
  2. ^ 寂本『四国遍礼霊場記』(1689年)では"故に弥蘇波と書なり"とある
  3. ^ 摩尼珠院とは、字の如く摩尼寳珠を意味し、摩尼寳珠とは如意寳珠同様に「意のままに」を意味し、「仏が在ってこそ神は意のままに」を表した院号であると思われる。ただ、ここで云う「意のままに」とは、単なる「刹那的感情のままに、思い通りに」というものではない。さらにこの神仏習合の摩尼珠院を、空海は両部神道の思想を妙成就寺との寺号で表した。
  4. ^ 雲井御所に上皇を慕う人々が都から訪れていたため、また、平治の乱1159年)もあり上皇を隔離するため当時は森にうずもれ人々が近づかないが監視しやすいこの地に移した
  5. ^ このことから白峰宮が「明の宮」と呼ばれる
  6. ^ 崩御から13年後の治承元年(1177年)高倉天皇は上皇に崇徳の諡号を贈る。それまで讃岐院と呼ばれていた

出典

  1. ^ 四国八十八ヶ所霊場会 編『先達教典』四国八十八ヶ所霊場会、2006年、306頁。 
  2. ^ 澄禅『四国遍路日記』(1653年)に"大師御定ノ札所ハ彼金山ノ薬師也"とある
  3. ^ 玉葉』による
  4. ^ 1825年 (文政8年)の納経帳による
  5. ^ 柴谷宗叔『江戸初期の四国遍路:澄禅「四国辺路日記」の道再現』法藏館、2014年4月、302頁。全国書誌番号:22423950 


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