大津島 概要

大津島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 09:38 UTC 版)

概要

南北10kmに細長い島。かつては本島と馬島の2島に分かれていたが、太平洋戦争末期に人間魚雷回天」の軍事施設ができた際に、二つの島の間の浜が埋め立てられたといわれている。北側に樺島、南側に洲島、東側に黒髪島が存在する。

なお、山口放送中波放送(AMラジオ)送信所KRY周南ラジオ送信所)は大津島の島内に設けられている。

産業

黒御影石が産出されていた。刈尾地区の南、瀬戸浜地区、近江地区に採石場跡がある。現在は島内に石材加工場があるが、石の切り出しは行っていない。農業面ではタバコウンシュウミカンサツマイモスイカなどの栽培が盛んであった。

教育

かつてはY字の窪みの位置にある本浦の大津小学校と南端の馬島小学校、本浦の大津島中学校と3校があったが、現在では小学校は統合され、かつての馬島小学校が大津島小学校となっている。中学も本浦から馬島に移転し、2006年の時点では大津島小学校に大津島中学校と大津島幼稚園が併設されている。2015年(平成27年)4月より大津島中学校が、2016年(平成28年)4月から大津島小学校が在校生不在により休校となっている。

交通

徳山港から大津島巡航のフェリー・旅客船が、1日7便ある。「フェリー新大津島(定員200名)」と「旅客船 鼓海Ⅱ(定員150名)」が2隻運航している。徳山港は船種により乗り場が別になっている。同所に徳山、大分県竹田津を結ぶスオーナダフェリー(株)が隣接している。 フェリー新大津島は刈尾港、馬島港に着く。旅客船は、本浦港、瀬戸浜港、刈尾港、馬島港に着くが、全便全ての港を経由するのでなく、本浦港は1日2便が着くのみである。旅客料金は徳山港から島の各港まで片道大人720円の一律。 時刻表 運賃表 回天の兵舎があった場所に、人間魚雷回天」の記念館(回天記念館)がある。




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