大乱闘スマッシュブラザーズX みんなで(多人数対戦モード)

大乱闘スマッシュブラザーズX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 03:48 UTC 版)

みんなで(多人数対戦モード)

制限時間、ハンディキャップ、アイテムの出現頻度などの様々なルールを設定しての大乱闘や、多人数のトーナメント大会をゲーム側で生成するトーナメントや、5人以上でプレイする際にゲーム側から操作プレイヤーを指定するかちぬけによる多人数でプレイする際のマッチング機能の充実など、基本的には前作と同様。マイナーチェンジとして、評価制バトルの撤廃、ハンディキャップが性能から最初から蓄積されるダメージに変更、特殊なルール上で乱闘するスペシャル乱闘では、様々なルールを複合させたルールでの乱闘が可能となっている。対戦記の戦績は保存されないが試合数や対戦時間は記録される。

ひとりで(一人用モード)

一人用モードとなっているものの、一人専用モードは通常の対戦方式でCPUと対戦していくステージクリア式のシンプル(2Pはコインゲットゲーム時シールドボタンを押せばターゲットの流れるスピードが速くなる)のみ。それ以外は二人同時協力プレイができるようになっているモードが大多数を占める。

前作と比しての大きな変化はアドベンチャーモード『亜空の使者』がその大半を占めており、他を挙げると

  • プレイ内容による「評価」ボーナススコアが削除
  • 全プレイヤーキャラクターと対戦する隠しモード「オールスター」の対戦相手パターンがキャラクターの年代順に固定化
  • 設定されたシチュエーションで戦うイベント戦に3通りの難易度[27]、および二人プレイ専用のイベントが登場
  • ミニゲームモード「競技場」内において、10個のターゲットを破壊する時間を競うターゲットをこわせ!は、キャラごとの専用のステージではなく、全キャラ共通で難易度別に5つのステージが用意。
  • 次々とザコ敵をふっとばしていく組み手では謎のザコ敵軍団のバリエーションが4体+一定人数毎にプレイヤーキャラクター出現し、最大5体の敵が出現するようになった。また、Wi-Fiコネクションによる二人協力プレイも可能となっている。
  • サンドバッグくんをふっとばした距離を競うホームランコンテストでは、スタートから10秒間はステージからサンドバッグくんがこぼれ落ちないようにバリアが設置される(制限時間の直前に解除されるが、一定の速度でサンドバッグくんをぶつければ破壊することも可能)。こちらもWi-Fiコネクションによる二人協力プレイのほか、交互にプレイして競うことも可能となった。

などの前作で追加されたゲームモードのマイナーチェンジが中心となっている。

唯一の完全新規のゲームモードとして、「競技場」にシンプルおよび『亜空の使者』に登場するボスキャラクターと連戦していくボスバトルが追加された。こちらの対戦相手パターンは『DX』のオールスターの形式を継承し、ラストボス以外は出現順番がランダムとなっている。ただしオールスターと違ってコンティニューはできないため、撃墜されたら即ゲームオーバーとなる。

アドベンチャーモード『亜空の使者』

本作では『大乱闘スマッシュブラザーズX〜亜空の使者〜』(だいらんとうスマッシュブラザーズエックス〜あくうのししゃ〜)という、前作のアドベンチャーモードを発展させて作られた、スマッシュブラザーズのゲームシステムを利用した対戦ゲームとしての本作とは異なる横スクロールアクションゲームをプレイすることができる。スマブラシリーズは一人用ゲームの充実が前作からの目標として掲げられているとともに、登場するキャラクターたちを立てること、そして前作よりユーザーからあった公式なストーリーが欲しいという要望からのもので、この『亜空の使者』はそうした製作者やユーザーの希望を具体化させたもの[28]。1人プレイは勿論のこと、2人同時プレイも可能である(2人プレイの場合2Pは『星のカービィスーパーデラックス』にあたるヘルパーのようになる。1P中心のカメラワークから外れるとワープして1Pに接近する。また、+ボタンやSTARTボタンを押しても同じようにワープする。)。

キャラクターの操作やミス条件は画面外にふっとばされた際などの点では本編と共通しているが、仲間になったキャラクターでチームを組み、ミスごとにキャラクターを変更されるシステム、シールによってキャラクターのパワーアップが可能、敵キャラクターをフィギュア化するスマッシュプレートの存在、敵専用キャラクターは全て体力制、1対多人数の戦闘が中心、『亜空の使者』で使用するプレイヤーキャラクターのステータスバランスが『亜空の使者』専用に調整されている点など、『スマッシュブラザーズ』本編とはシステムを流用した別のゲームと言えるほどの差を持っている[28]。また、アドベンチャーモードには、ソラやコナミ、セガなど以外の会社も協力している。

参戦ムービーについて、『X』以降では採用されなくなり、Nintendo Directなどで随時公開される形に変更となった[29][30]。不採用になった原因として、桜井は苦労して作ったムービーをゲームの発売前にもかかわらず、インターネットを経由して外部にリークされることが相次ぎ、ユーザーの感動やご褒美になりえないためであったことを後年明らかにしている[29][30]

ストーリー、ムービーの特徴

フィギュアとしてのスマブラのキャラクターが多数住んでいる「この世界」(プレイヤーキャラクターの出典となる作品からの固有の地名は登場しない)を侵略する非フィギュアのオリジナルキャラクター亜空軍による「この世界」各地の異変をそれぞれのキャラクターが追っていき、やがて亜空間へ突入、亜空軍の首領に立ち向かっていくというあらすじである。ストーリー全体における特定の主人公は存在せず、バラバラの位置や時間で起きた複数の物語が次第に一つの流れへ収束していくという、群像劇方式のストーリー展開となっている。キャラクターによる台詞は一切ない(掛け声程度の台詞なら少数ある)ものの、ゲーム中の各所に短いCGデモムービーが挿入され、ストーリーを盛り上げている。任天堂のキャラクターたちによる、それぞれのキャラクターや背景を立てた上での共演は、他のゲームでは見られない大きな特徴となっている[31]

シナリオプロット野島一成が作成し、それを桜井と何度となく議論して、編集・練り直しを繰り返して製品版のシナリオが作られている[28]

ステージ

ステージを初めてプレイした時はステージごとに操作キャラクターが決まっておりほとんどのステージは途中途中で蓄積ダメージ、ストック数の回復または操作キャラクターの変更が行われる。ステージを一度クリアした後に再びプレイすることができる(一部のステージは亜空の使者を全クリアした後)。再びプレイした場合は好きな難易度・チームでプレイできるが基本的に初めてプレイした時よりも難易度が高い。

空中スタジアム
最初のステージ。最初にマリオかカービィのどちらかを選んで選ばなかった方と戦う(ストック数は3)。次はマリオ、カービィ、ピーチ、ゼルダ(ストック数は4)を操作して多くの雑魚キャラクターと戦う。最後にカービィ(ストック数は3)を操作してボスパックンと戦う。ボスパックン戦でどちらのカゴを壊してポスパックンを倒したかで仲間になるのがピーチ・ゼルダのどちらになるかが変わり、空中スタジアムを含めた後の一部のステージの内容・ムービーが変わる。一度クリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
天空界
最初はピット(ストック数は2)を操作して進む(敵はいない)。次もピット(ストック数は3)を操作して敵のいる場所を進む。次はマリオ、ピット(ストック数は4)を操作して敵のいる場所を進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
雲海
最初はカービィ、ピーチorカービィ、ゼルダ(どちらもストック数は2)を操作して進んでいく(敵はいない)。次もカービィ、ピーチorカービィ、ゼルダ(どちらもストック数は4)を操作して敵のいる場所を進む。操作キャラクターがカービィ、ピーチorカービィ、ゼルダのどちらになるか・ムービーは空中スタジアムでボスパックンのどちらのカゴを壊したかで変わる。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
ジャングル
ドンキーコング、ディディーコング(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度が上がらない。
平地
マリオ、ピット(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度が上がらない。
最初はフォックス、ディディーコング(ストック数は4)を操作してレックウザと戦う。次にフォックス、ディディーコング(ストック数は4)を操作して敵のいる場所を進んで最後にクッパと戦う(初プレイ時のみクッパ戦でストック数が強制的に4になる)。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
荒廃した動物園
最初はリュカ(ストック数は3)を操作してポーキーの像から逃げながら敵のいる場所を進む。次にネス、リュカ(ストック数は4)を操作してポーキーと戦う。次にポケモントレーナー(ゼニガメのみ)、リュカ(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
戦場の砦
最初はマルス(ストック数は4)を操作して進む。次にメタナイト、マルス(ストック数は4)を操作して多くの雑魚キャラクターと戦いその後に敵のいる場所を進む。次にアイク、マルス、メタナイト(ストック数は4)を操作して進む。空中スタジアムでボスパックンをどちらのカゴを壊して倒したかで最後のムービーが変わる。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
リンク、ヨッシー(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度が上がらない。
研究施設 (ステージ10)
最初はゼロスーツサムス(ストック数は3)を操作して進む。次はピカチュウ、ゼロスーツサムス(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。亜空間爆弾工場 (ステージ27)をクリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
湖畔
最初はリンク、ヨッシーを操作してピーチと戦うorピット、マリオを操作してゼルダと戦うのどちらかを行う(どちらもストック数は2)。次にリンク、ヨッシーを操作してマリオ、ピットと戦うorマリオ、ピットを操作してリンク、ヨッシーと戦うのどちらかを行う(どちらもストック数は1で選ばなかった方が味方となる)。次はカービィ、リンク、ヨッシー、マリオ、ピットの内4人(ストック数は4)を操作して進む。次もカービィ、リンク、ヨッシー、マリオ、ピットの内4人(ストック数は4)を操作して洞窟の中を進む。最初とその次の操作キャラクターがリンク、ヨッシーorピット、マリオのどちらになるか・ムービーは空中スタジアムでボスパックンをどちらのカゴを壊して倒したかで変わる。再プレイ時は他のステージの再プレイ時と違いがあり選択できるキャラクターは2人まででストック数はピーチorゼルダ戦では2でマリオ、ピットorリンク、ヨッシー戦では1でその後以降は4でマリオ、ピットorリンク、ヨッシー戦では再プレイ時に最初に選択したキャラクターを操作して二番目に選択したキャラクターが味方になる。
遺跡への道
最初にポケモントレーナー(ゼニガメのみ)、リュカ(ストック数は4)を操作して進む。最後にリュカ、ポケモントレーナーを操作してワリオと戦う(ストック数は4)。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
洞窟
マリオ、リンク、ヨッシー、カービィ、ピットの内4人(ストック数は4)を操作して進む。空中スタジアムでボスパックンをどちらのカゴを壊して倒したかで最後のムービーが変わる。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度が上がらない。
遺跡
ポケモントレーナー(ゼニガメのみ)、リュカ(ストック数は4)を操作して進んで(途中でムービーが起こりフシギソウが使えるようになる)最後にリザードンと戦う(初プレイ時のみリザードン戦でストック数が強制的に4になる)。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。遺跡最深部をクリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
荒野 (ステージ15)
最初にマルス、メタナイト、アイク(ストック数は4)を操作して進む。最後にマルス、メタナイト、アイク(ストック数は4)を操作してガレオムと戦う。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4でガレオム戦はなく初プレイ時の2つ前の奥の扉を開けるとクリアとなるので再プレイ時としては珍しく難易度が低くなる。
遺跡最深部
ポケモントレーナーとリュカを操作してガレオムと戦う。一度クリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
荒野 (ステージ17)
マリオ、リンク、ヨッシー、カービィ、ピットの内4人(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度は上がらない。
湿地
最初はフォックス、ディディーコング(ストック数は4)を操作して進む。次にファルコ、ディディーコング、フォックス(ストック数は4)を操作して巨大ディディーコングと戦う。次にディディーコング、ファルコ、フォックス(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
研究施設 (ステージ19)
最初にゼロスーツサムス、ピカチュウ(ストック数は4)を操作して進む。次はゼロスーツサムス、ピカチュウ(ストック数は4)を操作して2体のサムスと戦う。次にサムス、ピカチュウ(ストック数は4)を操作して進む。最後にサムス、ピカチュウ(ストック数は4)を操作してリドリーと戦う。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。亜空間爆弾工場 (ステージ27)をクリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
エインシャント遺跡外部
最初にピクミン&オリマー、キャプテン・ファルコンを操作して進む。最後はドンキーコング、ディディーコング、ピクミン&オリマー、キャプテン・ファルコンを操作して多くの雑魚キャラクターと戦う。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。亜空間爆弾工場 (ステージ27)をクリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
氷山
最初にアイスクライマー、メタナイト(ストック数は4)を操作して上に向かって進む。最後はメタナイトかルカリオのどちらかを選んで選ばなかった方と戦う(ストック数は3)。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
渓谷
マリオ、リンク、ヨッシー、カービィ、ピットの内4人(ストック数は4)を操作して多くの雑魚キャラクターと戦う。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度は上がらない。
戦艦ハルバード 内部
最初はスネーク(ストック数は3)を操作して進む。次にルカリオ、メタナイト、スネーク(ストック数は4)を操作して進む。最後にスネーク、ルカリオ、メタナイト(ストック数は4)を操作してピーチ、ゼルダと戦う。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4。
戦艦ハルバード 外部
シーク、ピーチ(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度は上がらない。
戦艦ハルバード ブリッジ
スネーク、ルカリオ、フォックス、ピーチ、シーク、ファルコの内4人(ストック数は4)を操作してデュオンと戦う。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度は上がらない。
亜空間爆弾工場(ステージ26)
サムス、ピカチュウ(ストック数は4)を操作して進む。再プレイ時は選択できるキャラクターは4人まででストック数は4で難易度は上がらない。亜空間爆弾工場 (ステージ27)をクリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
亜空間爆弾工場(ステージ27)
最初はドンキーコング、キャプテン・ファルコン、ピクミン&オリマー、ディディーコング(ストック数は4)を操作して進む。次にロボット、ドンキーコング、キャプテン・ファルコン、ピクミン&オリマー、ディディーコング、サムス、ピカチュウの内4人(ストック数は4)を操作して多くの雑魚キャラクターと戦う。次にキャプテン・ファルコン、ロボット、ドンキーコング、ピクミン&オリマー、ディディーコング、サムス、ピカチュウの内4人(ストック数は4)を操作して下に向かって進む。最後にキャプテン・ファルコン、ロボット、ドンキーコング、ピクミン&オリマー、ディディーコング、サムス、ピカチュウの内4人(ストック数は4)を操作してメタリドリーと戦う。このステージをクリアするとロボットを含めた現時点でプレイヤーが使用できるキャラクターが集結をする。一度クリアすると亜空の使者を全クリアするまでプレイできなくなる。
亜空間(ステージ28)
亜空間(ステージ29)
亜空間(ステージ30)
大迷宮(ステージ31)

チーム

  • カービィ、ピーチorカービィ、ゼルダ(空中スタジアムクリア後 - 湖畔プレイ前)
  • マリオ、ピット(天空界クリア後 - 湖畔プレイ前)
  • ディディーコング(ジャングルクリア後 - 湖プレイ前)
  • フォックス、ディディーコング(湖クリア後 - 湿地プレイ前)
  • リュカ、ポケモントレーナー(荒廃した動物園クリア後 - 遺跡最深部クリア前 フシギソウ、リザードンは遺跡クリア後)
  • マルス、メタナイト、アイク(戦場の砦クリア後 - 遺跡最深部クリア前)
  • リンク、ヨッシー(森クリア後 - 湖畔プレイ前)
  • ゼロスーツサムス、ピカチュウ(研究施設〈ステージ10〉クリア後 - 研究施設〈ステージ19〉プレイ前)
  • マリオ、リンク、ヨッシー、カービィ、ピット(湖畔クリア後 - 渓谷プレイ前)
  • マルス、メタナイト、リュカ、ポケモントレーナー、アイク(遺跡最深部クリア後 - 氷山プレイ前)
  • フォックス、ファルコ、ディディーコング(湿地クリア後 - エインシャント遺跡外部プレイ前)
  • サムス、ピカチュウ(研究施設〈ステージ19〉クリア後 - 亜空間爆弾工場〈ステージ27〉プレイ前)
  • ドンキーコング、キャプテン・ファルコン、ピクミン&オリマー、ディディーコング(エインシャント遺跡外部クリア後 - 亜空間爆弾工場〈ステージ27〉プレイ前)
  • アイスクライマー、マルス、リュカ、ポケモントレーナー、アイク(氷山クリア後 - 渓谷プレイ前)
  • メタナイト、ルカリオ(氷山クリア後 - 戦艦ハルバード 内部プレイ前)
  • マリオ、リンク、ヨッシー、カービィ、アイスクライマー、マルス、ピット、リュカ、ポケモントレーナー、アイク(渓谷クリア後 - 亜空間爆弾工場〈ステージ27〉プレイ前)
  • メタナイト、ルカリオ、スネーク(戦艦ハルバード 内部クリア後 - 戦艦ハルバード ブリッジプレイ前)
  • フォックス、ピーチ、ゼルダ(戦艦ハルバード 外部クリア後 - 戦艦ハルバード ブリッジプレイ前)
  • フォックス、ピーチ、ゼルダ、Mr.ゲーム&ウォッチ、ファルコ、メタナイト、ルカリオ、スネーク(戦艦ハルバード ブリッジクリア後 - 亜空間爆弾工場〈ステージ27〉プレイ前)
  • 上記の全てのキャラクター、ロボット(亜空間爆弾工場〈ステージ27〉クリア後)

コレクション(収集要素)

前作同様にゲーム中の様々なところでコインを入手できる。コインは、前作のフィギュポンに代わって、コインシューターというコインを消費してプレイできるシューティングゲームをプレイすることでフィギュアやシールを入手したり、一人用ゲームをコンティニューする際にコインを使用したり、大観戦の際にコインを賭けたりするなど、様々な用途に使用する。それに伴い、所持できるコインの最大値が前作より1桁増えて9,999枚となり、入手・使用の際の枚数も大幅に増加している。

前作で顕著になった任天堂が歩んだビデオゲームの軌跡の記念碑としての要素は本作においても一層濃くなっている。解説付きの任天堂のキャラクターの立体物であるフィギュアは前作に引き続いて登場している。フィギュアは本ゲーム内で使用されているキャラクターの他、任天堂がこれまでに発売したゲームで実際に使用されたキャラクターの提供を受け、これを転用して作られたものが中心となっている[32]。 これとは別に、本作では新たな収集要素としてこれまでの任天堂作品の説明書、パッケージ、広告などで使用されたイラストなど、大小さまざまなアートワークが描かれたシールが追加された。これらの収集物は一つ一つを眺めるだけでなく、自由に配置して一つの画像・映像を作って保存することもできる。

さらに、本作には任天堂がこれまで発売したビデオゲームが年表として並べられたリストが収録されており、このうち一部は名作トライアルとしてバーチャルコンソールの体験版のようにごく短時間のみプレイすることができる。

フィギュア、シール、オレ曲セレクトに曲目を追加するためのCDは、ゲーム中にアイテムとして出現し、回収することで入手できる。これとは別に、一定の条件を満たすことで入手できるものもあり、これらはクリアゲッターとして条件が明示されている。クリアゲッターはディスプレイになっており、条件を満たすことで中にあるアイテムを入手し、同時に周囲の窓を破壊するヒントを獲得する手順となる。また、「ゴールデンハンマー(出典は『レッキングクルー』、使用回数1回、入手個数に制限あり)」を使うことで、条件を満たさずともアイテムを入手することも可能である。以上のルールは『カービィのエアライド』に登場する「クリアチェッカー」とほぼ同じものである。

ゲーム中にカメラで画面を撮影・写真を作りアルバムに保存することができる。前作ではカメラモードのみだったが、本作ではトレーニング・競技場以外のどのモードでもポーズ中であれば撮影カメラが使用可能となる。また、対戦モードや競技場でのプレイはリプレイ映像として保存できる。これらの映像はWi-Fiコネクションなどを通して自由に受け渡しすることができる。また、SDカードを用いてのやりとりもできる。


  1. ^ 株主・投資家向け情報:販売データ - 主要ソフト販売実績 Wii用ソフト”. 任天堂. 2023年12月2日閲覧。
  2. ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、187頁。ISBN 978-4-902346-47-3 
  3. ^ 「任天堂カンファレンス 2007.秋」における岩田の講演 より
  4. ^ 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 vol.1 はじまりは2005年のE3 2. はじまりは2005年のE3”. 任天堂株式会社 (2008年1月30日). 2011年10月6日閲覧。
  5. ^ 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 vol.1 はじまりは2005年のE3 3. オフィス探し。スタッフ探し”. 任天堂株式会社 (2008年1月30日). 2011年10月6日閲覧。
  6. ^ 『桜井政博のゲームを作って思うこと2』P211。
  7. ^ a b 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 vol.5 さまざまな新要素 1. 最後の切りふだ”. 任天堂株式会社 (2008年1月30日). 2011年10月6日閲覧。
  8. ^ 澤村信,朽木海 (2006年11月9日). “さわれば違いがわかる 任天堂「Wii」--Xbox 360、PS3、Wiiの違いを探る 第3回(最終回)”. デジタル製品特集. CNET Japan. 朝日インタラクティブ. 2021年2月11日閲覧。
  9. ^ アンケート集計拳!! 1999年6月1日
  10. ^ Game Developers Conference 2008現地レポート 2008年2月24日
  11. ^ HIDEOBLOG HIDECHAN!Radio 第60回
  12. ^ sickr. “Sonic set to appear in Smash Brothers Brawl”. Wiispot. 2006年12月25日閲覧。
  13. ^ オールスター(『スマブラ拳!!』2008年4月2日)
  14. ^ 速報スマブラ拳!!、2001年7月17日
  15. ^ 2008年ニンテンドードリーム4月号『スマブラ談X』より
  16. ^ a b c d 2008年2月29日ファミ通増刊号『直撃!!桜井政博さんインタビュー新規キャラクターについて聞く後編』より
  17. ^ 他の作品からデータを流用することでのキャスト出演のこと。
  18. ^ a b 電撃PlayStation 2008年3月28日号「ターゲット・ロックオン!! オレ、知らない間に参戦していました(笑)」より。詳細は、緑川光マルス (ファイアーエムブレム)を参照。
  19. ^ シークは『トワイライトプリンセス』の開発中に考案されていたものを元にしている。
  20. ^ Nintendo DREAM』2017年5月号「萩道彦さん 川出Pとの熱闘と『FE』への想いを語る」P44。
  21. ^ 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 vol.3 「対戦」と「共闘」と「共有」 3. ステージづくり”. 任天堂株式会社 (2008年1月30日). 2011年10月6日閲覧。
  22. ^ 地下面は未収録。
  23. ^ マリオカート8』をモチーフとした同名のステージが存在するため、ステージ名が「マリオサーキット(X)」に変更されている。
  24. ^ 有料追加コンテンツとして登場(大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U:有料追加コンテンツ配信!! より)。
  25. ^ 週刊ファミ通 2014年11月27・12月4日合併号「桜井政博のゲームについて思うこと」より。
  26. ^ 桜井ディレクターがゲーム雑誌『ファミ通』で連載しているコラム記事「桜井政博のゲームについて思うこと」より。
  27. ^ 前作『DX』ではイベント戦ごとの難易度調整ができず、一部のイベント戦では理不尽なほど恐ろしい難易度を誇るものがあったが、今作では初心者でも全イベント戦を比較的容易にクリアしやすくなった。
  28. ^ a b c 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 vol.4 『亜空の使者』”. 任天堂株式会社 (2008年1月30日). 2011年10月6日閲覧。
  29. ^ a b 『桜井政博のゲームを作って思うこと2』P137。
  30. ^ a b Ryan Dinsdale (2023年11月11日). “スマブラの参戦ムービーをゲーム途中に挟まなくなったのはリークが原因 桜井政博が明かす”. IGN Japan. 2023年11月13日閲覧。
  31. ^ スマブラ拳!! 2007年8月3日
  32. ^ 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 vol.5 さまざまな新要素 3. フィギュアとシール”. 任天堂株式会社 (2008年1月30日). 2011年10月6日閲覧。
  33. ^ スマブラ拳!! 2007年5月22日、これに加えメインテーマなどを担当した植松伸夫がいる。
  34. ^ ニンテンドードリーム2010年5月号
  35. ^ 日本ゲーム大賞2008 受賞作品詳細『大乱闘スマッシュブラザーズX』
  36. ^ en:Super Smash Bros. Brawl#Reception and legacy
  37. ^ a b 電子書籍の発売日。
  38. ^ 電撃PlayStation 2008年3月28日号、Vol.414、緑川光のコラム「ターゲット・ロックオン!! オレ、知らない間に参戦していました(笑)」より。






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