国鉄タキ35000形貨車 改造車

国鉄タキ35000形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 05:07 UTC 版)

改造車

タキ10000形 外部加熱方式試験車
35 t 積石油類(除ガソリン)専用車で、1979年(昭和54年)2月19日にタキ35000形(タキ36104)から1両(タキ10084)が改造された。既に存在した 35 t 積石油類専用車タキ10000形に編入され、最終番号の続番を付したが、両者に仕様上の関連はない。
石油類専用タンク車の内部に設置する加熱用の高圧蒸気管を、点検整備に有利なタンク体外部に設置する方式を検証するための車両である。
タンク体は両端を斜円錐形状とした新規製作品に交換した。加熱管はタンク体側面下部の表面に設置し、遮熱用の覆い板を設ける。種車の台車は枕ばねにコイルばねを用い、オイルダンパを併設した TR41E 形であったが、積車重量増加に伴い改造を施した TR41ES-13 形とされた。台枠・ブレーキ装置は種車のものを流用する。外部塗色は黒色である。
タキ15800形
35 t 積エチレングリコール専用車で、1983年(昭和58年)にタキ45000形から5両(タキ15819 - タキ15823)が改造された。車両番号は既に存在したタキ15800形新製車の続番である。タンク体をステンレス製の新規製作品に更新し、台枠・台車・ブレーキ装置は種車のものを流用する。外部塗色は銀色である。
タキ46000形
38 t 積濃硫酸専用車で、1985年(昭和60年)から1990年(平成2年)にかけてタキ45000形から71両(タキ46000 - タキ46070)が改造された。タンク体を普通鋼製の新規製作品に更新し、台枠・台車・ブレーキ装置は種車のものを流用する。外部塗色は黒色である。

  1. ^ ジェット燃料、" JP-8 " と称する油種である。
  2. ^ 交通新聞社 ジェー・アール・アール『気動車客車編成表2010』P.106
  3. ^ 専用種別を単に「アルコール」と標記する場合は、エタノール(エチルアルコール)専用を意味する。






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