勝義諦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 13:46 UTC 版)
勝義諦(しょうぎたい)とは、仏教において、言葉を超え、世俗・世間の判断を超えた究極的な最高の真理のこと[1]。仏教の目ざす悟り、すなわち涅槃を指す[1]。勝義(巴: paramattha)、真諦ともいう[1]。世俗諦の語とともに用いられる仏教用語であり、世俗諦と合わせて二諦とされる以外は、解釈にさまざまな説がある[2]。
- ^ a b c 『勝義』 - コトバンク
- ^ 山川偉也「パルメニデスとナーガールジュナ」『国際文化論集』第21巻、2000年、269-292頁、NAID 110004695026。
- ^ 勝義諦 (阿含部・毘曇部), 勝義諦 世俗諦 (阿含部・毘曇部) - 大正新脩大蔵経テキストデータベース。
- ^ アビダンマッタサンガハ用語解説 - 日本テーラワーダ仏教協会 p3。
- ^ アビダンマッタサンガハ用語解説 - 日本テーラワーダ仏教協会 p69。
- ^ 林隆嗣「パーリ註釈文献における sacca の分類――『解脱道論』 との比較――」『印度學佛教學研究』第66巻第1号、2017年、422-416頁、NAID 130007555444。
- ^ アビダンマッタサンガハ用語解説 - 日本テーラワーダ仏教協会 p3
- ^ ウェープッラ&戸田 2013, p. 180.
- ^ 『智顗』 - コトバンク
- ^ 二諦 三諦 空観 仮観 中観 - 大正新脩大蔵経テキストデータベース。
- ^ 世俗諦(諸宗部-摩訶止觀), 勝義諦(諸宗部-摩訶止觀) - 大正新脩大蔵経テキストデータベース。※「世俗」の語は3回用いられている。
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