仮面ライダークウガ (キャラクター)
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専用ビークル
- トライチェイサー2000 (TRCS-2000)
- EPISODE4から登場。警察が開発した次期白バイ隊用車両の都市用の新型特殊白バイトライチェイサー2000Aの試作車[61]。一条が雄介に託して以降、雄介の愛車となった。正式名称はトライアルチェイサー2000年型の略称で、上記のTRCS-2000が正式型名である。
- 採算を度外視して製作されている試作機のため、特殊警棒兼始動用のキーとなる右ハンドル・トライアクセラー、最高時速300キロメートルものスピードを発揮する特別製エンジン、無公害イオンエンジン・アレグロ、電気信号によって特殊磁気加工が施された塗料の色が変化するマトリクス機能など、経費削減のため2000Aでは簡略化された特殊機能を搭載し、両輪基部に備えられた激しいジャンプからの着地にも対応出来るショック吸収システム・トライアルサスペンションや登坂能力と直線道路での高速走行、道路状態や走行速度によって表面の凹凸が微妙に変化して的確に道を捉え、安定した走行を確保する特殊ファイバーで強化されたバリアブル強化タイヤによって市販車以上の悪路走破性を発揮[62]。また、元々警察車両であるためメーター部に無線を内蔵しており、後部のアンテナから送受信を行い、合同捜査本部からの情報をいち早く受け取れる。クウガへの変身前は黒一色で統一されたブラックヘッド、変身後は金、銀、赤を基調としたゴールドヘッドと呼ばれるカラーリングを使用し、初登場時は試作状態の銀、黒を基調とした白バイカラーのポリスヘッドで登場した。フロントカウル後部のコントロールパネル部のシステム起動暗証番号は4ケタのダイヤル式ナンバー入力機能だったが、EPISODE17でメ・ガドラ・ダに破壊されたため、科警研で修理、機能アップした[62]。以降は2000Aと同様のテンキータイプとなった。
- 想定されていなかったゴウラムとの度重なる融合合体で車体が急激な金属疲労を起こし、EPISODE33でゴ・バダー・バとの戦闘中に機能停止してしまう。後に科警研で修復され、EPISODE48で一条がこれに跨って雄介と伴走。量産型である2000Aは1999年春に主な走行実験を終え、同年初夏から量産化を進行。初期小隊用に18台が警視庁に納品されており、2000年度中には大都市を中心とした各都道府県警に配備が完了予定で、未確認生命体の誘導に使用される。雄介も2000が機能停止した際に一度だけ使用した。警視庁ではこれを運用するための教育用ビデオが存在する。2000Aの2000との違いは前述の通り、2000の特殊機能がオミットされているのと、カラーリングは白バイカラーのポリスヘッドのみで、ガソリンエンジン駆動のため最高時速は約190キロメートル。フロントカウルには桜の代紋があり、前輪左側にはパトライト、右側にはメガホンが設けられ、後方のクリーナーサイレンサー下部には書類BOXが装備されている。
- ビートチェイサー2000 (BTCS-2000)
- EPISODE33から登場。トライチェイサー2000に代わるマシンとして、科警研が警察官用ではなく、当初よりクウガ専用に開発した高性能バイク。トライチェイサー2000と同様に一条から雄介に託される。名称は車体素材に用いられる後述のBT鋼とクワガタムシ(英:スタッグビートル)をかたどったゴウラムとの融合合体用マシンであることが由来。
- 車体には新型の特殊形状記憶合金BT鋼を使い、ゴウラムとの融合合体に備え、理論上500回の融合合体に耐えられる構造で、また、ゴ集団のグロンギがライジングパワーによって至近距離で爆発しても無傷で耐えられる。後部にはゴウラムがボディを形成する金属成分を失って化石状の破片になるのを防ぐための補給用液体金属が入った液体金属タンクを装備している。アレグロをチューンナップする形で設計開発した新型無公害イオンエンジン・プレスト[注釈 12]を搭載し、時速420キロメートルという常人には堪えられないスピードに短時間で加速出来る。最高速走行からの急停車による停止時にはリアカウルからドラッグシュートタイプの小型パラシュートを射出して後方に展開して急減速する[注釈 13]。緊急時にはフロントカウル両脇からビルトイン・タイプの開閉式のパトライトを展開して点灯させ、サイレンと併用することでパトカーなどと同様に一般車輌に協力を求めて進路の確保を行う。悪路走破性やマトリクス機能も健在で、変身前は銀、青を基調としたブルーライン、変身後は黒、赤を基調としたレッドラインと呼ばれるボディカラーを使用する。始動キーはトライチェイサーから引き継いだトライアクセラー。フロントカウル後部のコントロールパネルはトライチェイサーと異なって完成時からテンキータイプだった。
- ベースマシンはトライチェイサーと同様にパンペーラ250。
- 派生作品での機体
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- ビートチェイサー3000 (BTCS-3000)
- 『小説 仮面ライダークウガ』に登場。一条薫が使用していたが、終盤、五代雄介が使用する。
- ロードチェイサー
- 『MASKED RIDER AGITΩ EDITION -PROJECT G1-』に登場。トライチェイサーやビートチェイサーの後継機(後述のガードチェイサーの前継機)。
- スペック
名称 全長 全高 最高速度 トライチェイサー2000 2,400 mm 1,250 mm 300 km/h ビートチェイサー2000 420 km/h ロードチェイサー 380 km/h
注釈
- ^ クウガの体内にある霊石と同名であるが、関連性については作中では言及されていない。
- ^ 『MASKED RIDER DECADE EDITION -オーズの世界-』での門矢士(仮面ライダーディケイド)によると、同作品に登場したクウガは小野寺ユウスケではなく五代雄介の方とされている。
- ^ テレビシリーズ『仮面ライダークウガ』第40話に名前のみ登場した城南大学の名物教授。
- ^ 厳密には胴体と腕部の装甲は銀色で、それらに紫の縁取りが施されている。
- ^ ライジングペガサスの場合はグローイングフォーム。
- ^ 元々は脚本の荒川がシナリオとして電気ショックを、雷の戦士として文芸チームが考えていたものであるといい、両者が結びついた形となったという[25]。
- ^ 「装着変身」のアルティメットフォームには黒を基調とした各ライジングフォームの専用武器が付属する。
- ^ しかし、ダグバがそれほど恐ろしい存在であるということなのか、結局は変身者の意志一つで変身が可能で、この諸刃の剣となる力は完全に封印されているわけではない。
- ^ 「S.H.Figuarts」や「COMPLETE SELECTION MODIFICATION」では「ダークアイズ」または「ダークアイ」と呼称されている[41][42]。
- ^ 『ウィザード』特別編での変身者は劇中明かされていない。
- ^ スーパーライジングアルティメットのみ金色。
- ^ 榎田がアレグロを凌ぐ速さという意味で命名した[63]。
- ^ このパラシュートは減速後、巻き込みを防止するために切り離す。
- ^ ただし、90キログラム以上あるクウガを運ぶ関係上、速度は250km/hまで落ちる。
- ^ しかし、この融合合体時の車体の変形が負担となり、トライチェイサーの金属疲労の原因となっていた。
- ^ 劇中では雄介が金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタックと呼称。
- ^ その時点で持っている技の数。
- ^ 当時、ユウスケを演じた村井良大はモモタロスに憑依されたユウスケが巨大プリンを食べるシーンで、メイク担当者に髪留めを1本取り忘れられていたことに気づいたが、プリンに手を付けていたことから撮り直せなかったため、その前後のシーンも髪留めを着けたままで撮影することになったという[75]。
- ^ モモタロスが憑依した状態で変身。
- ^ クウガロックシードは、『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』にて昭和ライダーとの戦いに敗北したクウガが変化したものとして登場。
- ^ 冒険野郎クウガガシャットは、『仮面ライダーエグゼイド[裏技]仮面ライダーゲンム』に登場。
- ^ アナザークウガウォッチは、アナザークウガの力を宿したアナザーウォッチ。ティードが2000年の九郎ヶ岳遺跡の棺に埋葬されていたリントの戦士から生成した。
- ^ クウガライドウォッチは、クウガの力を宿したライドウォッチ。ゲイツが2000年の九郎ヶ岳遺跡の棺に埋葬されていたリントの戦士から生成した。
- ^ グランドジオウライドウォッチは、仮面ライダークウガから仮面ライダービルド(およびジオウ本人)までの19人(ジオウを含め20人)の平成仮面ライダーの力を宿したライドウォッチ。
- ^ a b ライオンバイスタンプは、ライオンの遺伝子の情報を保存したバイスタンプ。容器にあるライオンのゲノムレリーフの後部にはクウガの顔の意匠が彫られている。
出典
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- ^ a b テレビマガジン特別編集 2001, p. 112.
- ^ a b 超全集 上巻 2000, pp. 62–63, 高寺成紀東映プロデューサーに聞く!!.
- ^ 超全集 最終巻 2001, p. 65, 「メモリー オブ 仮面ライダークウガ スタッフインタビュー デザイン PLEX」
- ^ 超全集 上巻 2019, p. 24.
- ^ “ネタバレ注意!本日公開「劇場版 仮面ライダージオウ」に意外なゲスト”. 映画ナタリー. 2019年7月30日閲覧。
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- ^ 『平成ライダー20作記念! 「仮面ライダー」2000-2018全史』、2018年9月20日、別冊宝島編集部。ISBN978-4800288288、78-79頁より。
- ^ 『仮面ライダーディケイド特写写真集 カメンライド』ホビージャパン〈DETAIL OF HEROES〉、2010年3月、54頁。ISBN 978-4-7986-0018-5。
- ^ 『仮面ライダーディケイド』俳優陣が放送終了以来初の集結! コスプレにオーロラ設定、"お祭り"作品の撮影秘話明かす - マイナビニュース
- ^ ディケイド公式読本 2009, p. 30.
- ^ 「特製袋とじ 今さら聞けない!? 平成仮面ライダーの疑問」『THE 仮面ライダー SUMMER』小学館スペシャル9月号増刊、2013年8月3日、85-100頁。
- ^ テレビマガジン特別編集 2002, p. 76, 「アギト成立への道」
- ^ 超全集 2014, p. 96.
- ^ F王224 2016, p. 57.
- ^ a b c d e f g パンフレット 2018.
- ^ ディケイド公式読本 2009, p. 171.
- ^ パンフレット 2012, 「仮面ライダー×スーパー戦隊 プロデューサー大戦」.
- ^ a b c jumpeishiokawaのツイート(1076789132628643840)
- ^ “伊藤教人”. 劇団BRATS Official Web Site. 2022年10月4日閲覧。
- ^ 『MOVIE大戦2010』ディレクターズカット版のオーディオコメンタリーより。
- ^ 超全集 最終巻 2001, p. 67.
- ^ 平成仮面ライダーぴあ 2019, p. 34.
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